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ちいさな桃源郷 - 山の雑誌アルプ傑作選 (中公文庫)

ちいさな桃源郷 - 山の雑誌アルプ傑作選 (中公文庫)

ちいさな桃源郷 - 山の雑誌アルプ傑作選 (中公文庫)

作家
池内紀
出版社
中央公論新社
発売日
2018-03-23
ISBN
9784122065017
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ちいさな桃源郷 - 山の雑誌アルプ傑作選 (中公文庫) / 感想・レビュー

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Shoji Kuwayama

桃源郷とは人里離れた理想郷のことらしい。この本に綴られている桃源郷は、深い深い山奥だったり、里山だったりする。どのお話も、自然を相手にした素朴で平凡な生活を題材にしている。山の空気を吸い、川の水と触れ合い、自然に逆らわず、動植物と優しく共存し、森を敬う質素な生活。まさに桃源郷だと思った。

2018/04/27

Pー

奥深い山間の小さな村落を訪ねあるく山エッセー33編。こんな里山歩きがしたいな~。はるか昔に歩いたことがある風景が数作あって忘れ去っていた懐かしい風景を思い出したりしてとっても素敵な作品でした。

2018/11/13

じゃがいも

昭和33年(1958年)から20年ほど続いた山の雑誌に掲載されたエッセイ集。かって日本の山岳地や田舎にあって今は失われた桃源郷。山中の老夫婦と訳ありな女中が営む地図にない宿に訪れる画家は柘植さんのマンガのような「塩川鉱泉」、山間部で子供達を静かに見つめる中学校長の「峠の日記」、美しい乗鞍山麓で野菜や蜜蜂、チーズ、ヒメマスなど次々と失敗しながら時代に流され変貌する村の風習を惜しむ英米学者「山村で暮らす」など素朴で昭和の風が吹いている30数編です。

2019/07/28

pitch

今はない山雑誌「アルプ」に掲載されたエッセイ集。書いている人の職業が様々なので、内容も様々。何だかちょっと上から目線のもあったり、イマイチピンとこないものもあったけど、昔の山の暮らしとか、すごく面白いのも多かった。全体としては満足。

2019/05/17

Hisatomi Maria Gratia Yuki

桃源郷というのはわたしにとっては現実とは地続きではなく、あこがれてもリアルには足を踏み入れることのできない場所だ。この本に集められた随筆は、神奈川は厚木・七沢あたりの今の状況からは類推もできないような山奥っぷり、イタコ隆盛以前の恐山の信仰や、藍染め草鞋姿が近過去だった山村の思い出などなど、時間の流れによって桃源郷度を増しているものがたくさんあり、もう絶対に到達できない時空間となっている場所の記録になっていることが貴重でせつない。

2018/06/13

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