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賢者の愛 (中公文庫)

賢者の愛 (中公文庫)

賢者の愛 (中公文庫)

作家
山田詠美
出版社
中央公論新社
発売日
2018-01-23
ISBN
9784122065079
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賢者の愛 (中公文庫) / 感想・レビュー

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月六

「痴人を極められる者は、常識的であることに満足することよりも、人生をより深く堪能できるのでは…」。復讐のつもりで入った痴人の道。それは彼女が思うよりずっと深かった■谷崎潤一郎の「痴人の愛」をリメーク。不朽の名著が、本作では、女が少年に男女のイロハを教え込む構図に逆転する。「どんな贅沢をしようかと考える時が、ほんとは一番、贅沢なのよ」■思わず「山田先生…」と言いたくなる甘酸っぱい説教臭さと、引きずり込まれるような展開、その先に待つ急転直下の幕引き。それらの匙加減が、いやらしくない程度に絶妙だった。たまらん。

2018/02/07

Shoji Kuwayama

単行本で読んでいたのですが、文庫本を入手する機会があり、再読になります。再読にも関わらず、新鮮味に溢れていました。真由子は百合から大切なものを略奪するのですが、その執念たるや凄まじいです。いや、百合が真由子から略奪したとも言えなくもない。怖い。そして、最後は有り得ない結末です。私には怖い物語でした。とても恋愛小説などと呼べるものではありませんでした。ところで、時田秀美クン、お元気でご活躍のようで。良かった良かった!

2018/03/13

佐島楓@勉強中

猛スピードで走る車にしがみつき、クラッシュして終わるような読後感だった。小説家って、おっそろしい生き物だなぁ……。

2018/02/11

JKD

これは喜劇か悲劇か・・年若き男に悪趣味極まりない洗脳を施す真由子が最後どうなるのかと思っていたら、百合のほうが一枚上手だったという。いろんな歪みが交錯する何とも凄まじいお話でした。

2018/02/10

すーさん

#読了 『賢者の愛』山田詠美 『痴人の愛』を下敷きに描かれた小説。読みやすい文章とは対照的に、物語はむごい。家父長制に抗おうとする百合、昔からの知り合いであり憎悪である百合に人生をかけて復讐しようとする真由子。読了感はどこかスッキリしないものがあるが、読みはじめると止められない。

2018/12/30

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