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ポースケ (中公文庫)

ポースケ (中公文庫)

ポースケ (中公文庫)

作家
津村記久子
出版社
中央公論新社
発売日
2018-01-23
ISBN
9784122065161
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ポースケ (中公文庫) / 感想・レビュー

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ユメ

『ポトスライムの舟』にも登場したヨシカが営むカフェで繰り広げられる、働く人々の群像劇。パートの十喜子はこう語る。「むしろ人生には一喜一憂しかない。えらい人々は先々のことを見据えてどうのこうの考えられて、八喜三憂とかに調整できるのかもしれないけれども」登場人物たちの労働環境は、時に一喜四憂ぐらいであるように見える。それでも彼女たちは時折訪れる小さな喜びを活力に働くのだし、カフェはその喜びをもたらす場となる。どれだけ疲れていても明日が来ることにほのかな光を見る彼女たちの物語は、静かに心の襞に沁みていった。

2019/11/01

のじ

すごく好き。女性ならもっと共感することが多いのかもしれない。最初の話で主な登場人物が提示されて、次からはそれぞれの人の話になる。それぞれがわりとありがちながらつらい悩みを抱えているのだけれど、それをなんとか乗り越えていく。人づきあいは大変で、傷つくことはたくさんあるけれど、人に救われることもある。この話のような感じでなだらかに人と人がささえあって行けるのが、大げさだけれど、ほんとうの「美しい国」かもしれないと思う。割と深刻なのに笑えるところもあった。恵奈と冬美のパートが特によかった。

2018/04/21

みう

人は難しい。一人になりたいといつも思っているけど、完全に放っておかれるとかまわれたいと思う。/他人を変えられるという勝手な思い上がりが、あなた自身を内側から傷つけている。

2018/02/10

comet

自分の記憶力があればもっと繋がりが見えて楽しめたかもしれない!けど、ひとつひとつのエピソード、人となり、ゆたかなユーモア表現、存分に日常を楽しめた。サードプレイスさがそう。

2019/06/08

有沢翔治@文芸同人誌配布中

カフェ「ハタナカ」の常連さん。彼らの日常をユーモラスに、しかし悲哀を込めて綴る連作短編。こういう日常を再発見するような話は好き。「コップと意志力」はストーカーを扱っているという点で大きい事件が起きるけど、そう感じさせないほど、日常描写が上手い。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51503156.html

2019/01/19

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