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77便に何が起きたか - 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫 な 26-4)

77便に何が起きたか - 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫 な 26-4)

77便に何が起きたか - 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫 な 26-4)

作家
夏樹静子
出版社
中央公論新社
発売日
2018-02-23
ISBN
9784122065376
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ジャンル

77便に何が起きたか - 夏樹静子トラベルミステリ傑作集 (中公文庫 な 26-4) / 感想・レビュー

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toku

久しぶりの夏樹静子さん。飛行機、列車、フェリーなど乗り物がテーマの短編集。安定の面白さ。今では無理な固定電話のトリック、昔、家の電話で試した事があるのを思い出した。 あとがきに「読者にクスっと笑ってもらいたい」みたいに書いておられたが、その作品の犯人の右往左往ぶりにはかなり笑えた。

2018/08/22

てら

やたらテレビドラマになった作家、という意識しかなく未読のままだった。読んで驚いた、日本のエラリー・クイーンではないか。ミステリーというのはゲーム性の強い文学だと思うが、そのゲーム性を正面から攻略している。お見事。

2018/08/05

ヨコケイ

〈トラベルミステリー〉とあるが、解説通り旅情云々よりも、交通機関がモチーフの短篇集といった印象。表題作「77便…」は旅客機爆破事案の裏に潜む人の心理。ナホトカ航路のソ連船で女子学生が蒸発する謀略物風味の「ハバロフスク号…」。ブラックな笑いの時刻表付き倒叙物「特急夕月」。直球のアリバイ崩しに皮肉を利かせた「山陽新幹線…」。仏の列車内(ビュトール『心変わり』と同じ列車?)での殺人を安楽椅子探偵×○○○○○○で綴る「ローマ急行…」が一番好み。高知行きフェリー内での密室がスマートに解かれる「密室航路」も善哉。

2023/03/09

hirorin

どこかの書評で「隠れたトラベルミステリーの傑作短編集」と紹介されていたので、市内だけどめちゃくちゃ遠い図書館に行って借りてきた。(なぜその図書館かは、深刻かつ面白い理由あり)書かれたのが、今から45年くらい前の作品ばかりなのでさすがに時代背景の違いがあってピンと来ないこともある。この「77便~」は、旅客機が爆破され51人の乗客全員が死亡。そのうちの4人と切符を買いながら乗らず死亡を免れた1人に奇妙な共通点が。それに不審を覚えた刑事たちが真相を追求していく。★

2022/01/13

uchi

大好きな乗り物ミステリー。特急夕月には特に感動しました。

2019/08/17

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