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維新始末 (中公文庫)

維新始末 (中公文庫)

維新始末 (中公文庫)

作家
上田秀人
出版社
中央公論新社
発売日
2018-07-20
ISBN
9784122066083
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「維新始末 (中公文庫)」のおすすめレビュー

ついに完結! 幕末動乱の江戸を生きる“貧乏御家人”の生き様を見よ!

『維新始末』(上田秀人/中央公論新社)

「闕所物奉行 裏帳合」シリーズにおける「新の」完結編『維新始末』(上田秀人/中央公論新社)が、ついに発売された。(シリーズ一作目のレビュー)

 時は幕末。黒船来航以降、江戸では「勤王の志士」を騙り、強請(ゆすり)や強奪を行う不逞の浪人が跋扈(ばっこ)し、民衆たちの悩みの種となっていた。その江戸に暮らす壮年の主人公・榊扇太郎(さかき・せんたろう)。今は闕所物奉行の任を辞し、貧乏御家人として、妻の朱鷺(とき)と幼い息子と、穏やかな3人暮らしだ。

 しかしある時、浅草の古着屋・天満屋に押し入り、金銭をたかろうとした浪人を斬ったことから、扇太郎は激動の時代の「波」に巻き込まれていく。斬った相手は薩摩藩に関わりのある浪人であった。予期せず扇太郎は、倒幕の先鋒となる薩摩藩と対峙してしまうのだ。

 一方、天満屋の主人であり、扇太郎の闕所物奉行時代からの顔馴染み、天満屋孝吉は、薩摩藩士の益満休之助(ますみつ・きゅうのすけ)に目を付けられる。孝吉はただの商人ではなく、浅草を仕切る「顔役」として力を握っていた。益満は、薩摩藩にとって…

2018/8/14

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維新始末 (中公文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

闕所物奉行 裏帳合シリーズが完結して6年後、上田さんが本当の意味での最終巻という本作が刊行されていたのに今頃の読書になった。時は維新、大きなうねりの中で扇太郎は朱鷺との間に子を持つ親となっていた。あぁここで天満屋が…江戸の行く末を見届けてと、末期の言葉が切ない。天満屋の仇を討って「さて、明日からどうやって稼ぐか」扇太郎親子が新しい時代を逞しく生き抜く姿が見えるようだ。

2021/01/13

とし

「闕所物奉行 裏帳合」の最終巻。番外編のような感じですね、闕所物奉行を拝命されていた主人公榊扇太郎が小普請組に、幕末激動時代の庶民と職を無くした浪人たちの生き様を知ることに。

2021/01/07

Atsushi Kobayashi

闕所物奉行 榊扇太郎シリーズの後日談。はなし的には取って付けた感がありますが、幕末~維新の頃の江戸庶民はどうだったか?ってあんまり見たことがないので、その部分が新鮮。 確かに上野でいくさがあるときに、奉行だ商人だって、言ってられないです。。。

2018/07/20

はかり

維新の頃の江戸の風情を描いたもの。御家人の榊扇太郎は貧乏だが、剣の腕は立つ。薩摩藩が次代を牛耳るために、江戸の庶民をも巻き込んでいく。深川の顔役である天満屋孝吉とつるんで薩摩藩に対抗していく。闕所というのは知らなかったが、シリーズでもあったらしい。また読むか。

2020/12/28

garakuta@血液検査で、貧血が引っ掛かりましたよ

それなりに面白かったですよ。主人公に対しぐっとこみあげてくる場面もあった。其処はそう来るかとか、それは違うと思うでと思った場面もなくはないが。鋭い突っ込みを入れても、主人公の剣でバッサリ切られてしまいそう。そう来るかと笑いが込上げてくる場面もちらほらと見受けられる。でも剣の腕は確かだと思った。

2019/02/14

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