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新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)

新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)

新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)

作家
武田百合子
出版社
中央公論新社
発売日
2018-10-23
ISBN
9784122066519
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新版-犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫) / 感想・レビュー

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aika

タブーなんて一切ない天衣無縫な百合子さんが、夫の武田泰淳と竹内好という大変な二人を相手にしながら単語の小気味良いリズムで彩る、まだソ連だった時代のロシア横断・北欧への旅。飽き飽きしそうな食べ物と酒、そしてトイレ事情は強烈でした。わがままで一緒に旅をしていたら疲れそうな銭高老人も、百合子さんの目をとおして見るとどこか憎めないユーモラスな人に思えるので不思議です。聞きかじったロシア語でどんどん現地の人と会話をするエネルギーや、街で一瞬だけすれ違った少女たちや老人のことを詳細に記録に残す観察眼に感嘆でした。

2021/08/25

ホースケ

あー楽しかった。旧ソ連から北欧までの旅行記。季節もまさに6月から7月の今、旅と同じくひと月近くかけて読んだおかげか、一団に同行させてもらったような気分になる。が、そのリアリティさの源泉は、見たまま感じたままを率直に表現する、武田百合子氏の文章の力によるところなのだろう。戦中戦後の記憶を片隅に旅をする面々のタフなこと。船、鉄道、飛行機を乗り継ぎ訪れる各地は社会主義の国ならではの事情に驚かされるが、なかでもトイレをめぐる問題は切実だ。しかし著者は、その大変な状況さえも淡々とした筆で描く。ふいに思い出したのは、

2020/07/02

ひでお

冷戦中のソ連を作家夫婦がたどる紀行文です。紀行文と言ってしまっていいのか?紀行というよりは日記で、淡々と記された毎日の食事メニューをはじめ、率直すぎるる文章に思わず笑ってしまうこともしばしば。作品から見る武田泰淳とこの作品の中で見せる素の武田泰淳は落差があって、小心者な感じをそのまま見せているところが面白いです。旅行に同行している錢高老人のキャラもインパクト大でした。

2020/07/24

端川

たとえば自分の姿を鏡で見て「猿に似ている」と述べるシーンがあれば白人の金色の睫毛をみて豚を思い出すシーンもあるんだけど、それはべつに似ているからどうという話ではなくてただそう思ったのを書いてあるんで、この内容は著者の体験した事態そのものから一歩も出ない。その過剰な素直さというかフラットな観察がこの文体のおもしろい理由らしい。

2019/03/02

さとーゆー

新年一冊目の本。 ロシアに以前から行きたくて手に取った。 今のロシアとは違うだろうが当時のロシアの空気を感じた。 後、ポルノ雑誌めぐるやりとりが面白かった。

2019/01/04

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