読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

小林秀雄 (中公文庫)

小林秀雄 (中公文庫)

小林秀雄 (中公文庫)

作家
大岡昇平
出版社
中央公論新社
発売日
2018-11-21
ISBN
9784122066564
amazonで購入する

小林秀雄 (中公文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

渡邊利道

19歳で初めて出会ってからの交友を踏まえて様々な折に触れて書かれたいくつもの文章を集めた本。小林に多くのことを教えられながら、敬意を保ちつつも離れた場所で仕事を続けた著者ならではの冷静な筆致が、同時代の小林の存在の大きさをよく写しているが、何と言っても全編に横溢する大岡の毒舌ぶりがひどすぎて、昔の文学者というのはまったくもって口が悪いものだと呆れつつ感心した。悪口が常に即物的なのが成程作家本性をよく表している。

2019/02/02

ミスター

これは小林秀雄を通して自らの青臭かった青春を回顧するエッセイを集めたテキストではないか。大岡昇平は小林秀雄の達成を評価し「人生の師」としながらも、それが達人の目によるものではなく、職人の目によってなされているものだということを忘れてないと思った。それは小林秀雄的な存在である大岡洋吉に対してもそうで、彼の思索が大正教養主義の時代の潮流によって成立していたものだったと考える。

2019/01/02

感想・レビューをもっと見る