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小林秀雄 (中公文庫)

小林秀雄 (中公文庫)

小林秀雄 (中公文庫)

作家
大岡昇平
出版社
中央公論新社
発売日
2018-11-21
ISBN
9784122066564
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小林秀雄 (中公文庫) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

「小林秀雄さま、」という弔辞が短くも悲しい。お互いを高め合うことのできる友人は大事だ。

2019/05/07

原玉幸子

大人の小説を読み始めた切っ掛けの一冊が大岡『野火』で、小林が大岡の家庭教師だったことや、詩人中原中也と女性を取り合って、女性は小林と別れた後も中原の元には戻らなかった等のエピソードが、ガキの頃の彼等への漠とした記憶でした。その後、小林は短編エッセイ『人形』はいいが、骨董好きの酒飲みとの印象で、又、大岡『武蔵野夫人』は古い時代の感性しか感じなかったことでも、最近は「憧れ」が逆に振れた印象です。本書は、作品と呼ぶには程遠い小林に纏わる大岡のエッセイ他で、史料的な意味付けでしかありません。(◎2021年・春)

2021/03/19

月をみるもの

高校とか大学の時の先輩には、年(というか学年)の差が一年であっても、一生(じじばばになっても)逆らえない、、ということがよくわかる。ランボーの詩をどこかで読んだことあるよなあ、、、とずっと考えてみた結果、「ぽっぺん先生と笑うカモメ号」の見開きにのってた福永武彦訳であったことを、ようやく思い出した。。 https://bookmeter.com/books/527699

2020/08/24

渡邊利道

19歳で初めて出会ってからの交友を踏まえて様々な折に触れて書かれたいくつもの文章を集めた本。小林に多くのことを教えられながら、敬意を保ちつつも離れた場所で仕事を続けた著者ならではの冷静な筆致が、同時代の小林の存在の大きさをよく写しているが、何と言っても全編に横溢する大岡の毒舌ぶりがひどすぎて、昔の文学者というのはまったくもって口が悪いものだと呆れつつ感心した。悪口が常に即物的なのが成程作家本性をよく表している。

2019/02/02

ミスター

これは小林秀雄を通して自らの青臭かった青春を回顧するエッセイを集めたテキストではないか。大岡昇平は小林秀雄の達成を評価し「人生の師」としながらも、それが達人の目によるものではなく、職人の目によってなされているものだということを忘れてないと思った。それは小林秀雄的な存在である大岡洋吉に対してもそうで、彼の思索が大正教養主義の時代の潮流によって成立していたものだったと考える。

2019/01/02

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