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詩人の旅-増補新版 (中公文庫)

詩人の旅-増補新版 (中公文庫)

詩人の旅-増補新版 (中公文庫)

作家
田村隆一
出版社
中央公論新社
発売日
2019-10-18
ISBN
9784122067905
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詩人の旅-増補新版 (中公文庫) / 感想・レビュー

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kinkin

詩人、田村隆一氏による日本12ケ所の旅紀行。氏はたいそうお酒が好きで文中にもお酒を呑みながら車中で船中でというシーンも多く出てくる。まだ時は昭和の真っ只中、食堂車や新幹線のビュッフェ(今はもうない)でウイスキーが飲めた時代だ。旅紀行、今はテレビで毎日どこかで旅番組をやっているがさすがにそれはヤラセみたいなのも多い。氏と比べては格が違うが。詩人という肩書を感じさせない淡々とした文には癒やされたなあ。どこに行っても気取らずに酒を飲み食べて語る。遠い昔、食堂車でひとりコーヒーを飲みながら旅したことを思い出した。

2021/12/13

KAZOO

田村さんの名前は推理小説の訳者ということで知っていましたが、本業は詩人だったのですね。この本はかなり前に出版されたものですが、最近出版されていて手に取りました。かなり昔の旅行記です。最近は飛行機や新幹線などで移動が速くなっていますがここに書かれてるような旅もいいですね。途中お酒ばかり飲んでるような気もします。隠岐や若狭、越前、越後など行ってみたいという気がします。

2021/05/06

あーびん

田村隆一の「帰途」という詩が好きで詩集を持っている。この詩人の旅はさてどんなものであろうかと読み進めていくと、ウィスキーを片手にやたら饒舌で軽妙な阿房列車のような味わいの旅行記であった。最初の隠岐への旅は私も境港と美保神社までは訪れたことがあったが、著者のいうほどのべっぴん、ハンサム揃いだったかまるで印象にない。いつかまた検証に行きたいものである。ちなみに境港で見かけた隠岐の島行のフェリーには鬼太郎たちのイラストが描かれてあってすごく乗りたい衝動にかられた。

2019/11/09

無識者

散歩先の三省堂書店で平積みになっているのを見つけて、田村隆一の名前とその表紙につられて買ってしまった。今やネットで目的に適合した本をピンポイントで注文をするのが主流であるなか、こうした体験は大切にしたいと思い優先的に読んだ。文を書くのが上手い人にも色々なタイプがいるが、田村もその中の一人だろう。とはいえ、文というよりかは要所要所での表現が上手いというべきか。どことなくお洒落でかっこよさがある。そのかっこよさも普段の飲んだくれ親父という性質から際立つのかもしれない。ということなので私も飲んだくれになる。

2020/08/04

たま

3月3日、まだ図書館が開いていたとき、新着の棚で見つけジャケ(山陰の漁港に憂い顔の詩人)借りしてしまった。本文は何とも明るく賑やか、長距離列車で朝から飲み、美人はいないかときょろきょろ。そうそう、田村隆一ってこういう人だったんだよな。解説者は丸谷才一を引用しつつ名文というのだが、ガチャガチャした文章だななどと思いつつ、暗いニュースの多い毎日、この明るさを楽しみながら読んだ。70年代の文章。旅行のしかたも、賑やかな文体も、その時代を鮮やかに思い起こさせる。

2020/04/03

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