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愛のようだ (中公文庫)

愛のようだ (中公文庫)

愛のようだ (中公文庫)

作家
長嶋有
出版社
中央公論新社
発売日
2020-03-19
ISBN
9784122068568
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愛のようだ (中公文庫) / 感想・レビュー

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アマニョッキ

もう何度も読んでるのに、好きなところも分かってるのに、何度目でも新しい感動がある。また戸倉に惚れる。戸倉に認められるような女になりたいと思う。いや、むしろ男になって一緒にドライブしたいのか。「しかし良いものだなあ、…女の乗らない車というものは」なんて一緒に言いたいのか。とにかくもうこの車中小説が好きすぎて、今すぐこの世界に飛び込みたいのだ。戸倉と一緒に移動して、音楽を聞いて、口ずさんで、分岐を間違えたり不味い珈琲を飲んだりしたいのだ。そして第一話とエピローグのあのラストシーンを何度でも味わいたいのだ。

2020/03/21

ちぇけら

記憶は、ぼくを追い越す車のようだ。バラバラと遠慮なくやってきて、いつかは過ぎ去ってしまう。ぼくの車も誰かの記憶の1つで、いずれその誰かを「追い越して」しまうのだろうか。そのとき車内では、3人いれば1人は口づさめるような「沁みる」曲が流れているのだろうか。まるで映画みたいで、できすぎだと思うけれど。「若いと、ちゃんと失恋できる。失恋して、傷つくことができる」感情も記憶の一部ならば、この(曖昧な)感情も、ぼくを傷つけないように、やがて消えてしまうのだろうか。ぼくはそんなことを思いながら、アクセルを踏み込んだ。

2020/08/17

Ribes triste

40歳で自動車免許を取った戸倉を中心に、物語は運転中の車内で、時に陽気に時に切なく進行する。長嶋さんと同世代なので、聴いている音楽、アニメ、マンガ、映画も、説明抜きで分かってしまうのが、何ともこそばゆいのです。(斎藤由貴やキテレツ大百科のOPも)。逆にいうと、同級生の友人達とドライブすると、ちょうどこんな感じだよなあと、しみじみ感じました。

2020/04/27

4fdo4

車の中での出来事。ふわっと切ない。 典型的なロードムービーなのに、中々消えない読了感。

2020/09/29

umico

言葉のリズム感と、場面の移り変わりが独特。描写に選ぶ場面も独特。さすが有嶋さん。キン肉マンも北斗の拳も出てきた曲もあんまりわからんかったけど。日常には深刻なこととカジュアルなことが併存する。車中ってちょっと他にはない特別な空間になるなぁと思う。長距離だと尚更。数人で長距離ドライブ、久々にしたい。夜の高速道路、懐かしい曲と合唱、永遠に続きそうなトンネル、サービスエリア、銭湯。ヘッドライト、テールランプ。こんなラブストーリーがあるのか。

2020/09/23

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