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受難華 (中公文庫, き49-1)

受難華 (中公文庫, き49-1)

受難華 (中公文庫, き49-1)

作家
菊池寛
出版社
中央公論新社
発売日
2021-01-20
ISBN
9784122070165
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ジャンル

受難華 (中公文庫, き49-1) / 感想・レビュー

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オスカー

女学校の仲良し3人組の照子、寿美子、桂子たちそれぞれの恋愛と結婚のアレコレ。自由恋愛などほとんど認めれず親の決めた相手と結婚する時代。女というだけでなんでこんなに!と憤る場面もたくさんあるけれど、昼ドラになっていたら毎日が楽しかっただろうな、な展開(笑) 初恋の前川にダンナさんとの関係とかあらまぁ、な寿美子が一番気になる女性だったかも。 この後も波乱万丈なんだろうなぁ。 「真珠夫人」はドラマでしか知らないので小説を読んでみようかなと思った。表紙もタイトルも好き。

2022/05/29

駄目男

菊池寛に関しては縷々述べたいこともあるが、文字数の限定もあるのでそうもいかない。だだ、芥川の自殺を食い止めることが出来た唯一の人物だったと思っている。扨て、本書だが、通俗小説といって侮るなかれで、「真珠夫人」もそうだが、これが結構面白い。本書の場合は三人の女学生が全員結婚したら再会して新婚生活について語り合うという約束だったが、その後の波乱に富んだ恋愛経験など、なかなか集まることの出来ない事情と経過を描く面白小説で、絶版状態で知られていないものがあれば、どんどん復刊して欲しいものだ。

2021/03/05

たけはる

表紙と帯に惹かれて購入。おもしろかった!『細雪』などもそうですが、この時代独特のノーブルさというか上流階級の人々の暮らしってロマンがあります。三組の男女がそれぞれの結婚、夫婦の危機を乗り越えてゆく話ですが、いずれも畢竟、男性側が女性に負けてるのが印象的でした。当時の感覚としてはどうなんでしょうね?実際、男性の心の中ではこうだったのか、物語の上だけでの関係性なのか。とくに林健一×寿美子夫妻は完全にかかあ天下。⇒

2021/09/09

いづむ

書店でたまたま目にとまって買って大正解!1920年代に書かれていながら、私の2021年のベスト3に入る最高のエンタメ小説でした。当時の恋愛観や常識はもちろん現在と違うけれど、恋愛や結婚にまつわる駆け引きや気持ちの動きはたぶん同じ。それが古風にドラマチックに描かれていておかしいやらしんみりするやら、当事者のようにやきもきしながら一気読み。何より最後がニクい。菊池寛の偉大さを再認識しました。大正レトロが好きな人にも強烈おすすめ。

2021/12/20

鳩羽

卒業を目の前にした仲良し3人組は、それぞれの将来、結婚について思いを馳せていた。そして3人が結婚したら、それぞれの結婚生活について語り合う約束をする。寿美子は妻子ある男性と激しい恋に落ちていたが、別れが迫っていることを他の2人に言えずにいた。…大正時代のお嬢様3人の結婚、恋愛のメロドラマが展開される。読みやすいし、今から見ると個性が無いようにも見える彼女たちだが、活き活きぴちぴちしていて面白かった。恋愛や結婚、生きるということについて、いかにも作り物めいた彼女たちが吐露する心情に妙に真実味を感じた。

2021/03/12

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