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たぶん絶対 (marble books plus)

たぶん絶対 (marble books plus)

たぶん絶対 (marble books plus)

作家
加藤千恵
出版社
マーブルトロン
発売日
2002-09-01
ISBN
9784123900461
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ジャンル

たぶん絶対 (marble books plus) / 感想・レビュー

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ぶんこ

本を開いてドキッ。 これは何? 詩? つぶやき? しっくりせずに読み切ったあとで、短歌集と判りました。 短歌? 今の短歌はこういったもの? 間に色紙を挟む本の造り方は、高校時代の文芸部で造ったやり方と全く同じでした。 なので、部活で発行した短歌集のように感じました。 心に響く歌がなかったのが残念です。

2015/05/02

メルト

加藤千恵さんの「ハッピーアイスクリーム」に続く第2歌集。前作では、恋に恋する女子高生、のような感じの歌集だった。そしてこの作品は、大学生になりリアルな恋愛を歌った作品だった。だから比べたくはなるが、比べるのはきっと、ナンセンスだ。純粋さは失われたものの、この作品の作中主体も前作と変わらず、切実に、青春を過ごしていた。僕もこういう歌を詠みたい。特に好きなのは「わたしたちは甘やかされて育てられてろくな傷つき方も知らない」「2限目の講義を受けているときもあたしは年をとりつづけてる」だった。

2018/08/24

Roy

★★★★+ 「これからも生きる予定のわたしたちは意味ないとこで笑ったりする」どこか不確かだけど、大事なものと呼べる何かを手にしかけてる気がする。でもそれを否定して破壊したいと思いシュミレーションしてる気もする。その足元が不確かな状態がやっぱり人間であって、年齢や状況などでも対象となる事柄は違うと思うが、ずっと死ぬまで沼地をよたよた歩いてる状態なのだ。外的要因よりも内的要因、それが「たぶん絶対」。

2009/08/01

まみ

居心地の悪さを感じている、世の中にほんのすこしなじめない気がしている、ひとりでたたかっている、女の子。信じたい気持ちと諦めの間でゆらいでる、女の子。「世界一強く優しく楽しく自由」になったかと思うと「わけもなく悲しく」なり、「わかってる人がわかってくれてるから」いいか、と思いながら「誰に言うべきなのかわかんないけれどともかくあたしは負けたりしない」と宣言してみる。このゆらぎが、たぶんと絶対の間にあるゆらぎ。みずいろ一色の表紙がすき。カバーを取ってピンク一色になるあの本と並べておいたら、たぶん絶対かわいい。

2011/09/14

がる 

何となく、短歌が読みたくなって。 いいな、と思ったのが二つ、三つ。 「ハッピーアイスクリーム」の方が人気なのかな?

2013/03/31

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