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NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ

NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ

NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ

作家
姜尚中
出版社
NHK出版
発売日
2014-05-22
ISBN
9784140815953
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NHK「100分de名著」ブックス 夏目漱石 こころ / 感想・レビュー

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すたんど

【1回目】恥ずかしながら、まだ漱石の本文を読み終えてはいない。必要に迫られて、こちらを先に読んでしまった。あらすじは「まんがで読破」シリーズで読んでいたので助かった。明治という規範を喪失した時代に根無し草となった「K」と「先生」の自殺と考えていたのだが、どうもそうではないようだ。「先生」は「K」の人生を引き受け、さらに「私」に自分の人生を託したのだと著者は言っているように思えた。「100分de名著」テキストに一章を加えての刊行。さて、青空文庫で本文を読まなくては。

2019/02/28

navyblue

名作「こころ」を著者ならではの視点で丁寧に読み解いていく。Kの自死の原因や、先生との関係、先生自身の心のうち、時代の背景など、様々な事柄に焦点を当てて考えていく。読みながら、漱石がこの物語で表現したかったことは何だったのか、自分なりに感じることができたように思う 。

2018/03/29

ロビン

kindleunlimitedにて一読。漱石は金銭や制度上の虚の関係が確立され始めた明治の世で、当人の意思で結ばれた「私」と「先生」という実の師弟関係を提示したのだという。わたしも若い頃、模範にできるような大人が見つからず孤独を抱えていたが(命に代えても信念を貫く位な人でないと信頼できないし師とするに足りないと思っていたがそういう人はなかなかいなかった)、幸い人生の師となる人と出会えて幸福であった。「先生」の人生が「私」に打ち明けられ受け継がれて生きていくという視点から見るとこの小説に温かみを感じられる。

2019/11/18

那由多

夏休みの間に『こころ』を再読しようと思っているので、他の方の解釈を参考にしたく100分de名著をチョイス。藤村操の存在、煩悶青年という社会問題などは『こころ』を読んでいるだけでは知り得ない情報だった。先生と父の存在の対比、“死”を連ねることによって“生”がいかに大切かを伝えている、という解釈も思い至らなかった。多義的な読みを許す為、どうとでも読めてしまう。再読の際には、私なりの解釈をしてみたい。

2019/08/11

NowHere

Kindleアンリミ。漱石の云う「真面目」は、「卑怯」の対義語であり、全身全霊を懸けて相手に向き合う態度であり、どこまでも形骸化を拒む意志のことだと解釈した。「真面目」というのは一種のノーガード戦法で、だから真面目な人は生きていく上で何度も血まみれになるんだろう。と思う。苦しむこともまた、ひとつの才能である、と云うドストエフスキーの言葉などを思い出した。書籍版特別補講の『こころ』と『魔の山』を並べて語る部分もおもしろかった。

2020/03/16

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