日本とは何かということ: 宗教・歴史・文明 (NHKライブラリー 162)
日本とは何かということ: 宗教・歴史・文明 (NHKライブラリー 162) / 感想・レビュー
funuu
司馬 遼太郎さんは、日露戦争までの日本は正常であったといっている。はたして正常な国家というのが存在するするのか?日本は明治維新の骨組みが、本質的には変わっていない気がする。次の戦争があれば負けない事だろう。死の陰の谷を行くときも わたしは災いを恐れない。あなた(神)がわたしと共にいてくださる。あなた(神)は獅子と毒蛇を踏みにじり 獅子の子と大蛇を踏んで行く。
2017/01/01
yakin100
1996年に司馬遼太郎が亡くなった後で出版された、いわば追悼本。対話者の一人、山折哲雄は「ライブラリー版へのあとがき」で宗教的な固い感情をもたらす言葉、それが作り出す倫理を失った日本人を嘆いているが、果たしてそれで日本人はいいのだろうか? 個人の生きる核など他人から与えられるものではない。たとえそれが、宗教であっても。いや、宗教ならばなおのことだ。
2010/06/09
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