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家族のトリセツ (NHK出版新書 637)

家族のトリセツ (NHK出版新書 637)

家族のトリセツ (NHK出版新書 637)

作家
黒川伊保子
出版社
NHK出版
発売日
2020-10-10
ISBN
9784140886373
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家族のトリセツ (NHK出版新書 637) / 感想・レビュー

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よっち

親子関係から兄弟、夫婦関係まで、イライラやすれ違いの具体例を挙げながら、家族のメカニズムを解説する一冊。「娘のトリセツ」なども読んでいて、その流れで読んでみた一冊ですが、日頃の妻の想いを考察しつつ、夫や息子といった男の脳の個性との違いを明らかにして、「失敗」「弱点」「欠点」といったことに寛容になって失敗を責めないこと、やってはいけないことを意識して気を付けつつ、過去の失敗にこだわり過ぎずに、優しい気持ちで「志は高く結果に無頓着」で行けば案外うまくいくのでは?という結論には確かに一理あるのかなと感じました。

2020/11/06

Twakiz

笑顔のない家庭の子はがんばれない.家族は甘やかすほうが強くなる.という主張が根底にある.「息子の~」よりピンとくる内容だった.が,自分の家庭内での実践は難しそうだ.長男の妻を「およめちゃん」とずっとどの著作でも書いてあるのが最後まで違和感があり,著者の家族の「うちの家族はすてき」自慢がそこかしこにあり本筋のいいこと書いてあるところがぼけてしまって感じた..自分の心が歪んでいるからかな...ふう.次の本いこ.

2021/03/05

hisa_NAO

脳の性差の有無。ポリコレとかジェンダーとかで、色々喧しいですが、個人的経験の説明には分かりやすくて好きです。 知らぬ間にトリセツシリーズ、一杯出てた。読まなきゃ。 『妻のトリセツ』2018/10○ 『定年夫婦のトリセツ』2019/4○ 『ことばのトリセツ』2019/6 『夫のトリセツ』2019/10○ 『人間のトリセツ』2019/12 『娘のトリセツ』2020/10 『家族のトリセツ』2020/10○ 『息子のトリセツ』2020/11 ちなみに、オフィシャルHPから。他にも『人生のトリセツ』とかある?

2021/04/07

ホシ

脳科学・AI研究者による家族との上手な付き合い方についての”随筆”。絆で結ばれつつも啀み合うのが家族。「脳科学の観点から見た家族との付き合い方」を期待していましたが、「脳科学的に見れば家族と言えども異なる存在なので、お互いを認めるしかない」という内容でやや拍子抜けしました。2章からは教訓も得ましたが、それ以外は特に…。私にとっては歯が浮くような表現が多くて、著者には真意を問いたくなるような箇所がいくつかあります。「これは随筆だ」と感じたのもその辺りかな。辛口のレビューになりました。すみません。

2023/01/03

テツ

育ててくれた祖母も遠い昔に亡くなり家族というものと縁が薄いので、そこに不満やストレスを抱えてうっすらとした憎しみや嫌悪感を吐き出しながら同じ場所で生活を続けている方々のきもちがいまいち理解できず「出て行ったらいいのに」としか思えなかったが、そうした愛憎半ばの呪縛って強固なものなんだなあ。基本的には一番身近で最小の世界である家族という社会を安定した落ち着ける場所として構築することが、こどもは勿論そこに所属する各々の精神の安定や幸福のベースになる。甘やかしあい許しあえる優しい場所って素晴らしいな。

2022/11/03

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