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スタニスワフ・レム『ソラリス』 2017年12月 (100分 de 名著)

スタニスワフ・レム『ソラリス』 2017年12月 (100分 de 名著)

スタニスワフ・レム『ソラリス』 2017年12月 (100分 de 名著)

作家
沼野充義
出版社
NHK出版
発売日
2017-11-25
ISBN
9784142230815
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スタニスワフ・レム『ソラリス』 2017年12月 (100分 de 名著) / 感想・レビュー

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Kouro-hou

学生時代に映画(タルコフスキー版)を見て途中で意識を失い、原作読めば少しは分かるのかと思ったらさらに木っ端みじんになった『ソラリス(の陽のもとに)』。いつかは読み直したいと思いつつも敬遠していたのですが、素晴らしい再読の機会をいただけてとても有難いです。新訳版翻訳の沼野先生による講義は、丸ごと『ソラリス』の後書きともいうべき内容でレムの生い立ちからくる世界観や哲学、映画版の監督と作者の民族性の違いなどが砕いた表現でわかりやすい。12月号テキストというよりもレムの入門本として末永く読まれて欲しい1冊です。

2017/12/28

Carlyuke

2017年末にETVで放送していた番組のテキスト版。作品の著者であるスタニスワフ・レムの紹介や, ソラリスの各国語版の表紙の写真が出ている。作品は若い頃「惑星ソラリス」として映画で観て印象に残っている。沼野充義氏はポーランド語のオリジナル版を翻訳して出版した。読めていないが, その本もいずれ読みたいと思った。ロシア語からの翻訳にない7%分が含まれているとのこと。ソラリス学。色々な議論が展開されている。ソラリスが不完全な神なのではないかというのもその一つ。ソ連映画版は著者の意向と違うということも知った。

2018/03/23

Tenouji

NHKテキストとして油断していたが、このテキスト自体が名著かもしれない。アニメ「少女終末旅行」と合わせて読んだ。だから「欠陥を持った神」や「残酷な奇跡」が意味するところが、何となくイメージできる。絶望に陥る手前で踏みとどまる能力:それが人間という生命がもつ能力。

2017/12/23

A.T

映画化されたテーマと原作のが違っていたことに気付くことはよくあることです。北海道出身のわたしには、札幌の某有名ミニシアターで昔からくり返し特集が組まれてきたソ連の映画監督タルコフスキーの「惑星ソラリス」もその例に漏れず。今回の100分de名著の講師 沼野充義さんは、原作者スタニフラフ・レムさんに当時の喧嘩別れについてインタビューしています。タルコフスキーは自身の作家性に寄った映画作りをしてしまったんでしょうね。。。でも、そのおかげで逆に原作への興味が高まりました。

2017/11/30

かふ

タルコフスキーの映画との違いは興味深い。それを直接レムが語っていたコラムとか。「ソラリス」という宇宙人とした形あるものではない宇宙の意識とその影(幽霊)。イギリスSFの内的宇宙ともちょっと違うのかな。レムは科学的なSFとして描いたが男女感の恋愛小説として読まれてしまったというのはなるほど。そもそも異性が宇宙人だと思えば納得か。でもこの話は自分自身の心の有り様が投影された姿なわけだからオタク世界の二次元に近いのかな。

2018/01/04

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