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ロジェ・カイヨワ『戦争論』 2019年8月 (NHK100分de名著)

ロジェ・カイヨワ『戦争論』 2019年8月 (NHK100分de名著)

ロジェ・カイヨワ『戦争論』 2019年8月 (NHK100分de名著)

作家
西谷修
出版社
NHK出版
発売日
2019-07-25
ISBN
9784142231027
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ロジェ・カイヨワ『戦争論』 2019年8月 (NHK100分de名著) / 感想・レビュー

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れみ

NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。この本のことはこの番組で取り上げられるまで全く知らなかったけど、二度の世界大戦があった時代に生きた人が戦争について書いたものを知ることができて良かったし、最終回ではカイヨワの書いた以降の内戦・紛争についてもたくさん解説されていて、そこには今までニュースで見聞きするような名前が出てくることもあり、すごく興味深かった。

2019/08/24

ころこ

戦争は悪だ。確かにそうだが、戦争は人間特有の行為であるため、客観視することができない。実はこの言説も、人間の観察というよりは、人間が戦争に巻き込まれた結果における言明である。その反面、人間は戦争を「聖なるもの」として自他を忘れ、恍惚となる存在だともいえる。バタイユに影響を受けたとあるように、カイヨワの『戦争論』は、他では避けそうな論点に踏み込んでいます。戦争とは何かというよりは、戦争における人間とは何かであり、メタ言説としてその全体を言い得ることが、本当に戦争を考察することになるといっているようです。

2019/09/14

かふ

原題は『ベローナ、あるいは戦争への傾き』。日本では軍神とされる「マルス」の妻あるいは妹。マルスが勇猛・武勲と戦争の表の面を体現しているなら、ベローナはその裏で血や肉片が飛び散り殺戮の凄惨さ残酷さ憎悪や汚辱を喚起する女神。慰安婦はベローナ?日本の軍国主義はマルスばかり強調されるがベローナを忘れている(隠されている)。産業革命以降に国家間の全体戦争になっていく。封建社会の身分的戦い(騎士道なんて言われている)ではなく大量破壊兵器がもたらす大量殺戮の戦争。

2019/08/30

nbhd

「歴史的に『戦争は、より気持ちいい』ものになってきた」とカイヨワは書いているようです。戦争で得られる「オレは英雄だ!」といった【個人的気持ちいい】が、近代以降は「戦争って燃えるよね!」といった【宗教的お祭り的気持ちいい】へと変貌。ベースにあるのは、国家による「あなたの承認」と、言葉にできない「聖なるもの」の融合。「オレは英雄だ!」は馬鹿にできるけど、「戦争って燃えるよね!」はなかなか馬鹿にできない。戦争と、会社で働くことは、あまり遠くないことだなと思ったりしました。

2019/08/03

ゆるり

カイヨワさんの考察も深くてすごいんだけど、そこから話を展開する西谷先生もすごいなと思いました。第一次世界大戦と第二次世界大戦の比較とか、ユーゴ内戦の比喩とかの語彙が特に。バタイユにも興味がわいてきたので、あとはいつ読むかだけ。残念ながら番組は見られませんでした。

2019/09/24

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