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別冊100分de名著 「幸せ」について考えよう (教養・文化シリーズ)

別冊100分de名著 「幸せ」について考えよう (教養・文化シリーズ)

別冊100分de名著 「幸せ」について考えよう (教養・文化シリーズ)

作家
島田雅彦
浜矩子
西 研
鈴木晶
出版社
NHK出版
発売日
2014-04-25
ISBN
9784144071997
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ジャンル

別冊100分de名著 「幸せ」について考えよう (教養・文化シリーズ) / 感想・レビュー

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ころこ

テーマが主観的で漠然としている番組製作者の問題であり、論者の力量の方に批判が向いてしまうのは、少々気の毒ではある。論者の「幸せ」の語りに、特段、紹介されている本に言及せずとも言えることばかりで、かえって安っぽくみえる。アダム・スミス『国富論』だけではなく『道徳感情論』に言及されているのは、経済が成立する前提として共感性が必要だという理論によるものだ。経済を現在の資本主義のフェティシズムとしてみるのではなく、見方を転倒させてみるために「幸せ」をあえて強調してみるという様に発展的に理解したい。

2022/11/15

壱萬弐仟縁

左頁欄外に名言がさりげなく付いているのもよい。つらいと思わなければつらくはない。満足していなければ幸福は訪れない(ボエティウス23頁)。ボエティウスは慶應通信のテキストで勉強した覚えがあった。今思うのは、母親は嫁いでから苦労ばかりしてきたのではなかったか? という思いに駆られることがある。現代仏壇を買って、墓石も作ることにしたが、それで我々の行動をあの世からどう思っているかと思う。本文よりも、◉印の欄外の名言に目が行ってしまったのは私だけだろうか? 

2015/10/25

ロビン

kindleunlimitedにて一読。文学(井原西鶴)、経済学(アダム・スミス)、哲学(ヘーゲル)、心理学(フロイト)の4分野の名著から「幸せ」について考えようというコンセプトの一冊。扱う名著の内容がコンパクトに紹介されており、どれも未読だったので読書案内としても有益であった。本書でも複数の著者が書いていることだが、個人的な経験からも色々な名著を読んできた結果としても思うのが「人は人との関係性の中で幸福になる」ということだ。他者との関わりの中で承認欲求と自由の中庸のバランスをとっていくことが大事と思う。

2019/11/18

ophiuchi

「幸せ」について考えるためのテキストとして選ばれた意外な4冊、手に取ったことがある(読んだと言える自信がない…)のはフロイトだけだけど、「そういう読み方ができるんだ」とちょっと感心したのでした。

2014/07/06

陽麿(お陽さま麿やか)

自分だけ幸せになろうとすることが、実は不幸な事。 他者との関わりのなかで私たちは生きている。

2015/10/12

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