読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

NHK出版 学びのきほん 「読む」って、どんなこと? (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)

NHK出版 学びのきほん 「読む」って、どんなこと? (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)

NHK出版 学びのきほん 「読む」って、どんなこと? (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)

作家
高橋源一郎
出版社
NHK出版
発売日
2020-06-25
ISBN
9784144072550
amazonで購入する Kindle版を購入する

「NHK出版 学びのきほん 「読む」って、どんなこと? (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)」のおすすめレビュー

あなたはどれくらい文章を読めていますか? ベストセラー作家が説く大人の国語の授業

『「読む」って、どんなこと?』(高橋源一郎/NHK出版)

 文章は誰でも簡単に読める。けれども「文字を目で追うこと」と「文章を理解すること」は雲泥の差だ。さらに文章を読むことには、もう一段、深い味わい方がある。

 活字離れが叫ばれて久しいが、SNSの登場で、むしろ短い文章を目にする機会は増えた。読書が好きな人も、SNSしか文章に触れない人も、果たしてあなたはどれだけ“文章を読めている”だろうか?

『「読む」って、どんなこと?』(高橋源一郎/NHK出版)をパラパラとめくっていると、今まで自分が読んできた文章を、また読み直したくなった。この作品は、この読み方でよかったのかな。あの詩は、あの味わい方でいいのかな。この前みたSNSの投稿は、投稿主がどんな気持ちをこめていたのだろう。なんだか文章を読むことについて、色々と考えさせられるから面白い。

 著者は、『優雅で感傷的な日本野球』(第1回三島由紀夫賞)、『さよならクリストファー・ロビン』(第48回谷崎潤一郎賞)など、多数のベストセラーを世に送り出した作家の高橋源一郎さん。静かな語り口で、読者に寄り添うように、読…

2020/8/16

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

NHK出版 学びのきほん 「読む」って、どんなこと? (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

とよぽん

高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」を毎週楽しみに聞いている。そんな私にとって、この薄い本は自分の足下を見直す貴重な1冊となった。小学校の国語の教科書を引用して、「読み方」を掲げる意図が、最初はよく分からなかった。しかし、高橋さんが次々と読ませる例文から、次第に「読む」ことの深いところに誘導されて行った。学校教育で社会(現体制)への刷り込みをするための教科書! ページ数の割に恐るべきことが詰まっており、「読む」ことの原点を示されたようで目の覚める思いがした。

2021/01/29

アキ

たくさん文章を読むとよくわからない文章に出会う。意味がわからないまま先に進む。でも何か引っかかる文章がある。著者には誰もがいいと言う文章ではなく、読んで不安になったりできたら近づきたくないような問題山積みの文章こそが「いい文章」であるという原則がある。オノ・ヨーコ「グレープフルーツ・ジュース」坂口安吾「天皇陛下にささげる言葉」武田泰淳「審判」など教科書には決して載らない文章を提示し、学校とは国家を背景とした社会が最も力を発揮する場所、社会のことばを植えつけている場所と指摘する。著者ならではの視点の読書論。

2020/06/27

kawa

NHKラジオの「飛ぶ教室」を愛聴していて、いつも高橋氏の鮮やかな切り口に感心している(ときどきあざといと感ずることもないではないが…)。で、本書。お行儀の良いNHKが場外にはじき出されるような特大ファウル級作品で面白い(というか考えさせられる)。読書は趣味で、「『わたし』の言葉で考え抜け」をしないことが基本スタンスの私。教科書のお手本文書も、本書で紹介されるアナ-キ-な文書も両方楽しみたい。願わくば日常の私と、心の奥底に居るかも知れない真の私とが、軽やかに、時には重々しくキャッチボールをしながら。

2021/01/14

すたんど

【1回め】私のような「たるんだ」気持ちでこの本を開くと、きっと腰を抜かすだろう。これからは月並みな言葉を並べるが、学校などの現場で「みんなが」という言い方で近寄ってくる何者かに対して、あくまでも「個」として屹立していくためにこそ、さまざまな読みを経験してほしいというのが、筆者のメッセージではないだろうか。読むということは、即断即決をするためではなく、決定を保留して、長く考える、考え抜くためになされるのだろうと私には思えた。

2020/09/06

sansirou

「読む」を通じて、「みんな」や「私たち」ではなく、「個人」を確立しよう。安吾や泰淳はやっぱりいいですね。

2020/06/28

感想・レビューをもっと見る