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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 230)

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 230)

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 230)

作家
ロバート・A・ハインライン
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1979-09-01
ISBN
9784150102302
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宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 230) / 感想・レビュー

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at-sushi@ナートゥをご存知か?

ガンダムや龍騎兵の祖、パワードスーツを生み出した名作。銀河系を舞台に種の存亡を賭け戦う人類と蜘蛛型異星人。兵役を経なければ市民権が得られない体制下、志願兵となったリコの成長を描く。教育における体罰の必要性や民主主義が抱えるリスク等、今でも物議を醸しそうなテーマが語られるが、近年の国際政治のカオスぶりを見ていると、民主主義に懐疑的にもなるわ。

2018/06/04

かえで

ハインラインの代表作にして問題作。「右」の側面から書かれた作品だし、そういうところが散見される。軍事SFというやつでしょうか。一人の少年が軍人として一人前になっていき、そしてクモ型宇宙人との対決・・というストーリーの中に様々な思想が盛り込まれている。ただ、僕は娯楽として純粋に楽しめました。主人公ジョニーの成長物語として楽しめるし、パワードスーツの格好よさは筆舌に尽くしがたい。ここから様々なSFが生まれたのだから、なんとも偉大な作品。思想も嫌悪するのではなく、こういう思想もあるのだなと思いつつ読みました。

2015/07/22

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

ハインラインの代表作。ヒューゴ賞も受賞したSFの名作なんだろうけど、私はどうしてもこの好戦的な雰囲気が好きになれない。本国では「夏の扉」よりもこちらの方が評価が高いそうだ。いかにもアメリカ人が好きそうなお話。★★★

hit4papa

発表当時帝国主義、教条主義云々で物議をかもした作品ですが、40年たった今では、暴力が平和維持には不可欠であるという世界観の中のビルドゥングスロマンとして、肩の力をぬいて読むことができるでしょう。映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作であり、機動戦士ガンダムの元ネタでもあります。

更紗姫

本文よりも訳者後記を読み返す事が多い。1966年当時のSFマガジン読者も、「論争」の口火を切った石橋喬司氏も(訳者も)、皆 熱いなぁ。従軍経験者・戦中派も多く、「戦争」が遠い過去ではない故に真剣。そして皆が、思想とSFの関わりに言及し指摘しているように、本作がSFである必然性はないよね~?ハインラインが書いてるから「SF風の」道具立てではあるが。私はカルメンシータが頭を剃り上げて、制服姿も颯爽とジョニーを食事に連れ出すシーンが好き。とても未来っぽいと思う。読んでから、選挙投票には必ず行くようになりました。

2014/01/22

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