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ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF)

ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF)

ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF)

作家
コニー・ウィリス
松尾たいこ
大森望
出版社
早川書房
発売日
2015-07-23
ISBN
9784150120207
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ブラックアウト(上) (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー

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もち

「死んだら、永遠にきみに追いつけないからね」◆時代遡行による現地調査が実現した未来。史学生たちはWW2当時へと飛んだ。ポリーはロンドン大空襲を、メロピーは疎開児童の観察を、マイクルは奇跡の撤退劇を体験するために。だが、時の歯車は少しずつ軋み始め――■世を覆う闇に、果てはあるのか。大戦の影落ちる生活の書き込みぶりが凄まじい。灯火管制の地下室での一幕。悪名高い姉弟の技巧光る悪戯。朽ちた船での大立ち回り。臨場感が過ぎる情景と、史料からの引用が入り混じり、作品世界へと瞬く間に呑み込む。

2017/05/11

geshi

タイムトラベル史学部シリーズ最大長編。行き違いや思い違いであっちこっちに振り回されるいつものコニー・ウィリス節のストーリーテリングだから、やきもきしながらもグイグイ引っ張られる。鮮やかな筆で描かれる、名も知れぬ市井の人々が第二次世界大戦下を“普通”に生きている様や、日常と非日常の一瞬の切り替わりの危うさ。場面の切り替えが飛び登場人物も多数で、正直追って行くのが大変ではあるが、今後への期待は高まる。防空壕で独り芝居をする老俳優のシーンがとても気高くて好きだな。

2015/12/13

たいぱぱ

この本に続編があるのは知っていたけど、この本自体も続編だとは知らなかった・・・。意味はわかったけど、のっけからキャラがお馴染みの感じだったし、タイムトラベルが当たり前のように語られてたので読み難かった。やはりシリーズ最初から読むべきかもしれません。3人の史学生が2060年から第二次世界大戦中のイギリスに勉強(?)にいくストーリー。まだ触りなのでこれからかな。

2017/10/04

Small World

さて、いよいよコニー・ウイリスの大作『ブラックアウト』と『オールクリア』を読み始めました。この夏の課題図書としてるのですが、時悪く仕事が忙しくなってしまい、読み進めない!w 第二次世界大戦下を舞台にしてるのですが、多視点で進められる構成で登場人物の名前と状況が一致し始めた頃に上巻終了です。仕事が一段落しないまま下巻に進みます!

2020/07/31

chiseiok

読み始め早々予習のため中断していた上巻、ひとまず読了。長め予習のおかげでダンワージー先生とコリン君の関係性にはいい感じで頷けてます。いつものコニー・スタイルで、じれったい展開にやきもきさせられつつ、いつの間にかハラハラドキドキ時々ウルウル、でどーなんの!?→下巻へ…のパターン。但し今回は視点カメラが4つ(多分)の時空に設置されてて、しかも目まぐるしくスウィッチされるので、何を/何処まで/誰が/どーした…か?正直良く見えてません(^^;。ま最後には円熟の凄技でキッチリ辻褄併せて泣かすんでしょうね。さ、下巻!

2015/08/30

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