時空のゆりかご (ハヤカワ文庫SF)
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時空のゆりかご (ハヤカワ文庫SF) / 感想・レビュー
TSUBASA
1965年、天才科学者ゲートレイダーは無尽蔵にエネルギーを製造する装置を稼働させる。その「ゲートレイダーエンジン」はあらゆる科学的進歩を許し、世界はユートピアになるはずだった。2016年タイムマシンが開発され、ポンコツ時間航行士のトムが間違いを起こさなければ。全体的にトムの負け犬根性が滲んでて読んでて憐れに思えてくる。今のこの世界がディストピアなんて思わないし、トムの世界がユートピアとも思わないけども、やはり時間は人間が手を入れてはいけない代物なんだな。時間航行の方法が細かく言及されてるのが面白かった。
2018/09/26
Atsushi Kobayashi
kindleで安売りされていたので購入。 大枠の流れと、時間旅行者がアンカーになる、という概念は秀逸。でも、細かい表現が、ちょっと好みにあわず、残念。
2018/10/24
けいちゃっぷ
基幹のアイデアはなるほどね、という感じだが、いかんせん長すぎ。 自分のミスによりユートピアからはじき出されてしまった主人公はなんとか元の世界へ戻ろうとするが・・・。 良く分からないが、オリジナリティも少しはあるかな。 455ページ
2018/06/08
もち
「ぼくは建築家だ。構造の築きかたなら知っている」◆喪失を携え、51年前へと転移したトムは、ユートピアだった未来を失った。永久機関が供用されなかった世界にシフトしたのだ。元の世界へと戻すため、消えた十億人を救うため、時空をまたぐ奮戦を続ける。■SFらしい切り口だが、人間の内面を丁寧に描いた物語だった。空想科学は、信念を炙り出すピースに過ぎない。ある装置の「仕組み」に愕然とした後、二つとないゆりかごをめぐる、二十秒間の総力戦に涙する。
2018/03/21
眠り王
主人公の行き当たりばったりな行動と自己中心的な性格がどうにも最後まで気になってしまい流し読み気味になってしまいましたが、後半の展開は楽しめました。 最後はハッピーエンド風に終わっていますが、苦悩の末選んだ未来というよりは、妥協した結果に思えてしまいちょっともやもや…
2018/10/19
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