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オービタル・クラウド 下 (ハヤカワ文庫JA)

オービタル・クラウド 下 (ハヤカワ文庫JA)

オービタル・クラウド 下 (ハヤカワ文庫JA)

作家
藤井太洋
出版社
早川書房
発売日
2016-05-10
ISBN
9784150312299
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オービタル・クラウド 下 (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー

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しんたろー

読書スピードが、上巻の停滞が嘘のように進む進む!分かれて動いていた人々が結び付いて、チームものの面白さが爆発したようだった。サスペンスとしての展開も上手く、次がどうなるか予測がつかないのが楽しい。とは言え全編を通じて科学の専門用語が読み辛いのは変わらず、その辺がド素人にも馴染めるように工夫されていたら、多くの人に読まれる作品になるのに…と惜しい気がする。更に、用語に割かれた文章分を人物の肉付けに使えば、深みの出る名作にもなると思う。エンタメとしては充分なのだが、大きな可能性を感じるだけに苦言を記した。

2018/01/09

サンダーバード(読メ野鳥の会怪鳥))

いやいや、日本にもこんな面白い小説があったとは!ハードSFをベースにした近未来テクノスリラー。日本、アメリカ、イラン、そして宇宙を舞台にストーリーが展開する。人々を恐怖に陥れる大規模なスペーステロ。「大跳躍」とは何なのか。後半もページをめくる手が止まらない。2020年というホンの先の出来事だが、ここに書かれてのはほぼ現在の技術で実行可能という。キーとなるテザー推進でさえ実験段階だそうだ。最後までドキドキハラハラ。壮大なスケールのエンターテイメント。個人的には伊藤計劃以来の大ヒット。五つ星です!★★★★★

2016/06/17

スカラベ

綺麗すぎる嫌いはあるが、重厚で骨太なSF小説。下巻に入ってから、サスペンス色も強くなり、次から次へと話が展開し、振り返る暇もなく惹き込まれて読了。事は地球を取り巻く軌道上で展開されるため、身近な宇宙ではあるが、専門分野の技術用語は相変わらず多発。しかし、両端のスマホレベルの機械を長い金属の「紐」でつなげた壮大なスペースクラフト=「スペース・テザー」の概観が目の前に浮かぶようになれば、読み進むには何の支障もない。魅力的な登場人物と精緻かつ大胆なストーリーがインストールされた極上のエンターテインメントでした。

2016/06/20

翔亀

本作はSFというより、人工衛星をめぐる国際謀略エスピオナージュの装い。しかし藤井さんのテーマは科学技術なのだと思う。前作のデビュー作では科学技術者に対する楽観主義が際立っていた。科学技術者の倫理への信頼があった。本作でも、半ばまで当然そうなると思っていた。JAXAを退職して北朝鮮で破壊工作を首謀した悪玉の技術者だけでなく、意外にもテヘランでインターネット環境がなく孤高で研究を続けていた科学者ジャハンシャ博士が北朝鮮に付く展開はびっくりした。「持たざる国」の科学技術者が、米国などの科学先進国に対して↓

2017/02/18

みっぴー

ち、地球の位置を変えるとな…!?これ、映像化したらアルマゲドン超えるんじゃないですか?ほんっとに面白かったです!宇宙の覇権をめぐって北の工作員や中国のスパイ、CIAが暗躍。作者の方は、きっとグレアム・グリーンやジョン・ル・カレみたいな前歴をお持ちなのですね!普通あれだけ登場人物が多かったら、結局何がしたいの?的な、まとまりのない話になりがちですが、キャラが立ってるし、会話も生き生きしていて臨場感や緊迫感が非常によく伝わってきました。主人公の和海くんは、渋川春海の生まれ変わりかも(´艸`)大当たりの作品!

2017/03/29

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