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1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫 JA ア 11-1)

1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫 JA ア 11-1)

1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫 JA ア 11-1)

作家
碧野圭
羽住 都
出版社
早川書房
発売日
2019-11-20
ISBN
9784150314026
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1939年のアロハシャツ (ハヤカワ文庫 JA ア 11-1) / 感想・レビュー

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佐島楓

ハワイのスピリチュアルな面、戦争の歴史、リゾートという三点の発想から膨らませた短篇集。ハワイがもう若いカップルのもの、という時代は過ぎたのではないだろうか。6篇のうち約半分がそういう展開。いやそれが悪いと言っているわけではないのだが。

2019/12/08

ばう

★★★ 曽祖父の家に残されていた和柄のアロハシャツの由来を描いた表題作(1番好きかな)の他、夫を待ち続ける100年近く前の女性との交流の話(『トムは真夜中の庭で』みたい)、火の神ペレ(怖い!)、日系一世二世達の苦難の話(深く心に残る)などハワイに纏わる6つのお話がおさめられています。ハワイの様々な表情を知ることが出来て、ハワイに行きたくなる短編集でした。

2020/04/07

ぶんこ

ハワイを題材にした短編集でしたが、一風かわった視点で描かれていて興味深かったです。リゾートとしてというよりは、太古の昔からの島に宿る神秘、霊といった世界。特に印象的だったのが、マウイ島のハレアカラ火山のいわれと山頂からの朝陽の情景。猛烈にその場に自分を立たせたくなりました。9月でも防寒着で全身をつつまなくてはならない寒さでの赤い太陽。神秘的な気分に自然となりそうです。この場面が強烈すぎて、他の作品はぼやけてしまったくらいです。ハワイ、奥深いです。

2020/05/29

いろは

ハワイと日本は、歴史的にも強く絡んだ時代があって、この短編集にもそんなお話が、いくつか書かれています。個人的には『ラナイの貴婦人』と『火の岩の娘』が好き。ずーっと前、初めてハワイに行った時感じた、潤んだ空気とココナッツの甘い香り…この本を読んでいたら、そんな事を思い出しました。★★★

2020/08/01

Shoji

ハワイをモチーフにした六編のお話が収録されています。優劣がつけられず、全部良かったです。神聖な「マナ」に守られた、あのハワイの持つ独特の雰囲気、全てを抱擁し幸せにするハワイが私は大好きなんです。この本も、ご多分に漏れずスピリチュアルな側面があります。それが、私にはどんぴしゃドはまりでした。私はハワイの全てが好きなのだ。早く気兼ねなく往来できるようにならんといかんね。

2022/03/01

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