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100文字SF (ハヤカワ文庫 JA キ 6-9)

100文字SF (ハヤカワ文庫 JA キ 6-9)

100文字SF (ハヤカワ文庫 JA キ 6-9)

作家
北野勇作
出版社
早川書房
発売日
2020-06-04
ISBN
9784150314316
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100文字SF (ハヤカワ文庫 JA キ 6-9) / 感想・レビュー

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mae.dat

小説設定の切り抜きと言う感じか。当然と言えば当然の事ですが、余白が広いのよ。物理的にも比喩的にも。文字量が少ないのでスラスラ読めるかといえば、必ずしもそうではなく、2度3度読んで意味がわかったり、妄想が捗ったりで、そこそこの時間を楽しめるかな。何割かは意味がよく分からないってのもありますが。楽しみ方はあなた次第って事なのでしょうね。100字丁度に並々ならぬ拘りを感じますし、そこは大切な事かも知れません。でもタイトルも付いていないのは、ちょっと残念かな。既読者で話をする場合、どの作品の話か特定し難いもんね。

2023/02/11

海猫

1編1編がタイトルどおり100文字しかなくて、短めのショートショートよりもさらに短く、するするっと読めた。100文字で綺麗にオチがついているのもあれば、煙に巻かれた気持ちになったり、思考の断片のようなものもある。なんか私小説っぽいのもあったなー。全作品がユーモラスで、時にノスタルジックに思えたり、作風ですねえ。100文字で作家性が出せるのが、凄い。想像力が刺激されるのも、良い感じです。表紙や内容紹介、巻末の広告までもが100文字って凝ってる。まだまだ本になってない作品もあるようだし、第2弾が出るといいな。

2021/08/26

みーちゃん

100文字のSFをまとめたもの。 100文字は多そうで結構あっという間だなと感じました。また、その短い文字数で色々な表現で話を創れるのは、凄いなと思いました。 意味が分かって上手だなぁと思うものもあれば、全く意味がわからないものもありました… 読んでいて楽しかったです。   私が一番好きなSF→ 「自分よりも自分が書いた小説のほうが賢いらしい、ということに気がついて、わからないことや困ったことをすべて小説にすれば、自分で考えるより賢い答えが得られるのでは、と思いついたのは、自分なのか小説なのか。」

2022/04/06

🈳

亀好きなのかな。人類滅ぼしがち。36、43、77、99、137、194、197が好き。39、54、96がかなり好き。あと58、これはマジ。機械って並の人間より言葉わかるから。家の扇風機カタカタうるさいから買い替えようって話した次の日から音鳴らなくなった。まだしばらく使えるねって話したらまた鳴るようになったけど。

2021/04/27

Y2K☮

衝動買い。「燃費のいい小説」を書くための参考文献。題に「SF」と入れたことは「創作料理の店」よりも「イタリアンレストラン」の方が足を踏み入れやすい点を考慮したがゆえ、なのかどうかはわからない。安心感は同時にある種のバイアスとハードルも生み出す。実際「これSF?」と首を捻る話もなくはないし。ともあれ100文字でも前菜とメインとデザートを提供することは可能であり、字数は完成度の言い訳にできないと教わった。noteで毎週日曜に1400字ぐらいの小説を書いているけど、これぐらいの長さのものも定期的に書いていこう。

2021/03/13

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