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機龍警察 暗黒市場 上 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 暗黒市場 上 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 暗黒市場 上 (ハヤカワ文庫JA)

作家
月村了衛
出版社
早川書房
発売日
2020-12-03
ISBN
9784150314590
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機龍警察 暗黒市場 上 (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー

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k5

私の世代にとってエンタメの王道は、陰のある主人公が悪党と戦う冒険小説だと勝手に思ってます。そのためロシアの元警官が日本でロボアクションに参加するとか大好物なのですが、やはり現代の文脈では「過去」と「フラグ」がきついかも。要は「過去」のある男(女でも)を描くには自分語りさせるしかない訳で、その点、『機龍警察』は思い切って過去篇を挿入するから、語りの青臭さは抜けてるんですが、それでも「過去」の臭みは抜けきらないですし、あとフラグは全力で立ってるから、夢中になりきれない悩ましさ。モスクワの描写はリアルです。

2021/02/06

おかむー

期待を裏切らないシリーズの第三弾上巻。前作での龍機兵チーム・ライザの過去絡みから、今作ではロシアの元刑事・ユーリの過去編。『よくできました』。冒頭から助走ぬきのバイオレンスで読み手を逃さない掴みは満点。中盤からはユーリの少年時代へと時間は遡り、刑事として充実した時代からその後の転落までが描かれる。 飽きることなく読み進められるのは確かながら、ユーリが転落する経緯がこれまで断片的に語られてきた範囲を超える意外性がなかったところは肩透かしかな。下巻でユーリの虚無と諦念に救いは与えられるのか?

2021/01/05

sin

派出所の襲撃と云う衝撃的なオープニングを受けての龍機兵搭乗員ユーリの契約破棄の流れは前作『自爆条項』の縛りからも裏がバレバレではあるが、ユーリのモスクワ時代の回想を交えてそつなく読ませてくれる。少年時代を経て憧れの父と同じく刑事になった彼は仲間にめぐりあい刑事としての展望に希望を抱く、その若きユーリに暗黒の罠が襲いかかり彼を押し流してしまう。魂を縛る闇社会に揺蕩う彼の行き着く先は如何に…。

2020/12/14

chiseiok

待ち侘びてた割には読み進みが遅いなぁ自分笑。まさかの年跨ぎ本となってしまったけれども、無論中身に文句は無し。最近の月村作品は、コミックライクな一気読み活劇もあれば、特撮探偵なんてニッチなのもあり、かなり芸風拡げてる印象。ときに薄味に感じる事もあったけれど、このシリーズに関しては相変わらずのみっちり濃い味。やっばこれだよ『機龍警察』。前回ライザ編に続いて本作はユーリのターン、過去編はかなり読み易くなってるけれど、民警“痩せ犬”チーム時代のささやかな幸せの描写、先行き見えているだけに心に刺さる。痛かったなぁ。

2021/01/01

じゅむろりん

機龍警察no.3。警視庁外注警部のユーリ・オズノフが本作ではいきなり契約解除され武器密売人に堕ちている所から始まる。嘗ての同級生ゾロトフ(ロシアンマフィア)との再開に始まりオズノフが「最も痩せた犬」から転落するまでを上巻で克明に描く。彼が嵌められた真相を残し,現在の「暗黒市場」へと舞台を移すところで上巻終了。旧知の因縁「影(ティエーニ)」とオズノフ「灯火(アガニョーク)」に決着は着くのか。機龍兵の機密は漏洩したのか。…俄然盛り上がってきました。

2021/01/07

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