読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

機龍警察 暗黒市場 下 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 暗黒市場 下 (ハヤカワ文庫JA)

機龍警察 暗黒市場 下 (ハヤカワ文庫JA)

作家
月村了衛
出版社
早川書房
発売日
2020-12-03
ISBN
9784150314606
amazonで購入する Kindle版を購入する

機龍警察 暗黒市場 下 (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

sin

まるでマトリョーシカのように入れ替わる権力構造を持つロシアのパワーバランスに翻弄され、堕ちたユーリがたどり着いた日本の警察組織で加わった潜入捜査は奇しくも彼を貶めた人物との再開へと導く…それは彼に過去の出来事を振り返る機会を与え隠された真相に思いを至らす。応援を切望する彼は日本の生温い利権喰いによる妨害に阻まれまたも裏切りを予感する。雪原の地で出会った嘗ての上役は彼を真実に導き、やがて彼の軛が解き放たれる。出来過ぎな運びであるという感じは否めないが読ませる物語だ。

2020/12/17

k5

前作の『自爆条項』が、トラディショナルな冒険小説としての完成度が高すぎたため、上巻の感想でフラグが多すぎるとか書いたのですが、感想としてマト外れだったかもな、と思っています。『自爆条項』はメインテーマのライザに、サブとして緑の物語が絡み、ドラマとしてレベル高かったのに対し、こちらはバトルシーンをはじめとしたビジュアルで魅せる作品。ひとことでいうと全体的にアニメっぽい。子供の頃見てたアニメ映画こういう作りだったかも。でもフラグは徹頭徹尾フラグだったので、ドラマ派としては物足りないところはあります。

2021/02/12

おかむー

上巻でのユーリの境遇に関する伏線が見事に回収される下巻。密売組織への突入に“あの人物”が協力する流れが胸アツ極まりない。『たいへんよくできました』。特捜部・沖津へのスカウトをうけて過去編は終了し、武器密売組織・ルイナクへの潜入でギリギリの綱渡りを強いられるユーリ。ある意味この事件のすべてがユーリの過去回収のためにしつらえたような展開ではあるが、それが引っかかりにならないぐらいにには引き込まれるリーダビリティーが見事。いつかユーリがロシアに堂々と戻れる日を願わずにはいられない。

2021/01/10

chiseiok

うが〜期待値を大きく上回るアツさだぜ!他の月村ワールドも充分に面白いけれど、やっぱ機龍は次元が違う。今回主役はまるで雪をたたえた活火山のようなユーリ・オズノフ警部。上巻冒頭ではこのまま本気の警官ノワールでも面白いんじゃね?と思ったけれど、んな筈は勿論なくて、絶望的な過去の痛みを抱えながら戻って来たびりびりテンションの現在編は、これでもかという緊迫感と疾走感で結末まで一気読み。キャラ立ちが半端無い。組対、宮城県警の面々、和義幇の關、そしてゾロトフとダムチェンコ!アツいアツいアツ過ぎる!新年一作目最高でした!

2021/01/08

Akihiko @ VL

月村了衛さん18冊目の読了。機龍警察シリーズ第3作目。〈龍機兵〉の搭乗要員ユーリ・ミハイロヴィッチ・オズノフ警部のモスクワ民警時代"イワンの誇り高き痩せ犬"の真実に迫り、彼の運命の影と灯火を描いた傑作。とうに限界は超えているはずだ。相棒の奸智に心を焼かれ、傷だらけの身体は爛れ、人の形を保っているのが不思議なくらいに。それでも彼は最期の気力を振り絞り〈バーゲスト〉に搭乗し、シフトチェンジの音声コードを叫ぶ。『DRAG-ON!』言葉に尽くせぬ激情が私の心を熱く滾らせる。魂が、震えた。

2021/03/28

感想・レビューをもっと見る