失われた黄金都市 (ハヤカワ文庫NV)
失われた黄金都市 (ハヤカワ文庫NV) / 感想・レビュー
goro@80.7
クライトンはどこまでが嘘か本当か分からないのが凄い。大きな嘘を書いているんだけど、構成する一つ一つが何だか真実っぽいからね。手話のできるゴリラのエイミーをコンゴの調査隊に加えてブルーダイヤモンド探しに行かせるなんて発想が本書の肝だわ。ライバル企業、襲い掛かる部族、カバに軍隊そして謎の生物。果たして人間は類人猿に勝っているのか。奢ってはいけないね。
2022/07/14
佐島楓
「人間が動物を使役してもよいのか?」という人間至上主義に対する問いかけがなされた作品。手話でコミュニケーションができるゴリラ・エイミーが鍵となる。まぎれもないエンタテイメントであり、またしてもさすがクライトンと感心しきり。
2015/04/11
かんとり
手話のできるゴリラと、ジャングルに生息した新種のゴリラ、 それに企業の地質調査隊を絡めた、冒険エンタメ小説。 食人種にゲリラ、ダイヤにミサイル、火山の噴火とまあ内容てんこ盛り。 わずか10数人の現地ポーターの人力で、そんな大量なハイテク機器、武器、資材を運び~の ジャングルを踏破できるんかい!っと、いろいろ突っ込みどころ満載でしたが、まあ楽しめました。^^
2018/02/27
Tkg5
何気にマイクル・クライトンは初読。流石の面白さ。冒険小説ってのも初めてかも知れない。腑に落ちない点がないわけでもないが、ページを捲らせる魅力がある。これぞエンターテイメントだなあ。ジュラシック・パークとかスフィアも読んでみたい。
2021/02/04
森園ひな
クライトンの冒険小説。どこまでが本当でどこからが創作なのか分からないような作りで、ノンフィクションのように読めた。それにしても、登場人物中で一番賢いのはゴリラのエイミーでは...?★3.8
2016/08/13
感想・レビューをもっと見る