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アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV)

作家
ダニエル・キイス
小尾芙佐
出版社
早川書房
発売日
2015-03-13
ISBN
9784150413330
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ロングセラーや話題の1冊の「読みどころ」は? ダ・ヴィンチWeb編集部がセレクトした『アルジャーノンに花束を〔新版〕』(ダニエル・キイス:著、小尾芙佐:訳/早川書房)の書籍要約をお届けします。

『アルジャーノンに花束を〔新版〕』(ダニエル・キイス:著、小尾芙佐:訳/早川書房)

この本を読んで欲しいのはこんな人! ・自分は「人と違うかもしれない…」と悩んでいる人 ・日常生活が上手く行かないと思い詰めている人 ・子育てや教育に悩んでいる親世代

3つのポイント 要点1:幼児並みの知能だった主人公のチャーリイ・ゴードンは大学の実験に参加した

要点2:才能が開花する一方で、次第にチャーリイは蘇る記憶に苦しめられることになった

要点3:やがて月日が経過し、チャーリイは、自分自身の人生を悟った

(著者プロフィール) ダニエル・キイス/1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学び、雑誌編集の仕事などを経て英語教師となる。併せて、小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇『アルジャーノンに花束を』でヒューゴー賞を獲得。長編化した際にネビュラ賞を獲得後…

2022/7/28

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アルジャーノンに花束を〔新版〕(ハヤカワ文庫NV) / 感想・レビュー

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パトラッシュ

舞台やドラマ化のたびに読み返してきた。つまり前回読んだのは2017年のミュージカルに際して。今年も来週から劇団昴が上演予定でチケットも買っていたのにコロナの野郎! 今回のチャーリイは、アリスは、フェイは、ローズはどんな演出かと楽しみにしていたが。1年余で幼児から超天才にまで成長し老化へ転落するまでを経験してしまうチャーリイの悲劇に深く考えさせられ、本を閉じたら最終行を思い起こして哀しみに満たされる。その感動を味わいたくて何度でも読み返し芝居を観に行くのだ。再び劇場でチャーリイたちを見られる日はいつなのか。

2020/04/10

せ~や

ドラマがどんな話かわからなかったので、原作を。「知識がある」ことが、必ずしも幸せとは限らない。「知らない」でいた方が楽な事もあって、「知らない」でいる方が話せる事もたくさんある。でも「知識がない」は、立っていない感じというか、なんだか不安だったりするのかもしれない。「知識は、視点であり、重りのついた鎖でもあるから、引っ張られずにいろんな所に立てるように、身につけていかないとね」昔、とある人に言われた言葉。アルジャーノンはきっと「唯一」の友達だったんだろうな。「幸せ」ってなんだろう?内容はくどいので☆2.5

2018/04/06

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

知人からは馬鹿にされ騙され利用ばかりされる32歳で知能は6歳児並の知的障害者チャーリー・ゴードンは、臨床試験の被験者第1号に選ばれ人類初の脳手術を受ける。飛躍的に知能指数は185まで上がり彼の世界は一変する。しかし知能が良くなったことで今までの自分の周囲の実態を知り、世界の在り方を知り天才に変貌した彼は様々な苦悩に苛まれる、、、。知識や知能があることだけが幸せではない。それらを支配する、心がどうあるかが大切なんだ!と教えてくれる良書。頭も良くなりたいが心こそ大切。チャーリーとそしてアルジャーノンに花束を!

2018/09/09

mae.dat

既読ですので、序文のお手紙紹介でうるっとなっちまったよ。大筋の流れ、チャーリーの抱える葛藤などは覚えて居たけと、細部の多くは忘れてしまっていた。訳が違うと言うだけでは無いですよね。取り分け知的障害を持つ人、その周りの人達の心情や行動原理を客観的に、時には主観的に想起させられるのは、胸にナイフを突き付けられる思いがすると言うか。読み所が思って居たよりずっと多い。そして最後の「ついしん」で、リアルに泪が溢れてしまった。あのチャーリーが帰って来た。おうちで読んでいて良かったよ。(´•ω•̥`)。

2021/02/23

katsubek

後悔。もっと早くに読んでおくべき本であった。キイス氏が文庫版の序文にも書いていたが、きっと、多くの人がチャーリーと自分とを重ね合わせたにちがいない。誰もが、忘れ去りたい自分……そしてそれ故忘れることのできない自分を持っているからだ。忘れたいほどに辛い自分を、あとから思い返すことは苦悩の極みでもあろう。が、人はそうやって齢(よわい)を重ねていくものなのかも知れない。小尾氏が訳者あとがきで書いていた、特にはじめ(最後もそうだが)の部分の翻訳は震えがくるほどの切れ味だ。原書を読んでみたい。読みつがれるべき本。

2017/09/16

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