虫の惑星 1 (ハヤカワ文庫 NF 182)
虫の惑星 1 (ハヤカワ文庫 NF 182) / 感想・レビュー
春ドーナツ
ゴキブリの章を読んでいたときは喫茶店でアイスコーヒーを飲んでいて、トンボの章を読んでいるときには(特にヤゴについて)、中華料理店で小籠包をつまんでいた。
2013/03/18
休ご
とても美味しい本だった。ゴキブリを求めてこの本を読んでいましたが、虫好きの住人達が織りなしすセリフには、面白さと同時に勇気を与えられてしまった。つい他の昆虫の章も読んでしまった。 特に気にいったのは、ハエの章で引用された鏡の国のアリスのセリフ。 ヌカカ:「君のいたところではどんな虫にめぐまれていたのかい?」アリス:「虫なんかめぐみじゃないわ」 同じ本を読む人は、まずアリスの立場に立つかもしれなけど、この本の住人はその立場をヌカカの言葉に傾けてくれるかもしれない。それくらい彼ら虫達は未知であふれていた。
2022/01/31
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