図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫 NF 365)
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図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫 NF 365) / 感想・レビュー
ころりんぱ
猫のいる図書館に憧れる。私も小学生のとき拾った猫と長く一緒に過ごしていたので、図書館長のヴィッキーの溢れる猫愛には共感できる。しかーし、構成のせいなのか、話が前後したり飛んだり、長かったりして、読みにくかったです。
2017/02/28
ユメ
冬の日の朝、アイオワ州スペンサー図書館の返却ボックスの中で震えているのを発見されたデューイは、図書館猫となった。デューイは特別な猫だ。彼の存在は、来館者に自分の居場所だと思える場所をもたらしたのである。苦しい不況の時代におかれていたスペンサーの町にデューイが希望の明かりを灯し、人々の団結の中心となっていくのに目頭が熱くなった。人を愛し愛され、人と人を繋ぎ、町の歴史の一部となっていつまでも語り継がれていく。まるで本のように。デューイ・リードモア・ブックス。彼はその名に相応しい、図書館のかけがえのない財産だ。
2017/03/25
瑪瑙(サードニックス)
読メのオフ会で譲って頂いた本。単行本では8年前に読んでいたが、忘れている事も多く、読むことが出来て良かった。ヴィッキーさんとデューイの深い絆を改めて思った。ただ、高齢になったからと苦情を言ってくる人間の気がしれません。自分だっていずれ高齢者になるだろうに。デューイとのお別れを決断する場面だけはやっぱり辛くて慣れません。素敵な図書館ねこデューイの事はずっと忘れません。
2019/05/13
コジ
★★★★☆ アイオワ州の小さな町、スペンサーの公立図書館を舞台にしたノンフィクション。凍えるような冬の朝、図書館の返却ボックスに捨てられていた子猫。館長である著者に助けられデューイと名付けられたその猫は、以後図書館で生活するようになった。デューイは好奇心旺盛のいたずら者ながら賢く社交的。著者をはじめ図書館のスタッフのみならず町の人々に溺愛されている様子が文中からヒシヒシと感じつつも、寛容な国アメリカであっても公立の期間で動物を保護することの難しさを知ることができた。スペンサーの歴史等の解説も興味深い。
2019/12/02
Richard Thornburg
感想:★★ おそらく、世界で最も有名な図書館猫「デューイ・リードモア・ブックス」のノンフィクション。 凍えるような寒い冬の朝、アイオワ州スペンサーの図書館の返却ボックスの中で震えている子猫を図書館長の著者が見つけ、図書館猫「デューイ」として愛され、その最期までを色々なエピソードを絡めて書いてあります。 町が不況な時も活況な時も「デューイ」は町の人々の心のよりどころになっていきます。
2020/08/05
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