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それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

作家
マイケル・サンデル
鬼澤 忍
出版社
早川書房
発売日
2014-11-07
ISBN
9784150504199
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それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) / 感想・レビュー

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西郷等分の花嫁

なるほど、分からん! というわけで読了。本来は道徳的な「善」によって行われてきた行為に対して、最近は市場的な格付けが行われているがそれは果たして良いことなのだろうかというお話。金! 金! 金! そればっかりだなという感じでしたが、逆を言えばこの世の大抵のことには値段を付けることが可能なのかいうのが興味深いです。「用務員保険」とか、いつの間にか会社が自分に対して勝手に保険金を掛けてるとか怖すぎやしませんかね。「デスプール」とか「ライフセトルメント」のくだりなんかは市場主義の悪趣味さを思い知らされた気分です。

2016/03/03

Y2K☮

何でもカネだ。カネさえ払えば列に並ばなくていいし、人気小説の中に特定企業名を忍ばせる事もできる。学校の教材に偏った広告を入れるとか、成績次第で生徒にインセンティブを払うとかも衝撃。生命保険を証券化して売るのもひどい。早く死なないと買い手が損をする。野球の実況でホームランの度にスポンサー名を叫ぶのもうざい。核廃棄物処理場の受け入れにインセンティブを付けたら、逆に賛成票が減った事例が面白い。どこの国でも義侠心にカネを絡めるのは無粋。生きる為に切実な人ならともかく、本当にそんなにカネが必要か? 何の為の経済だ?

2015/03/27

Junito

なんでも金で買う・解決する。それでいいのか?読者に考えさせる本。

2017/02/14

Masataka Miyazaki

今の世の中、思いもよらないものに値段が付く。ローマ教皇のミサで200ドル、薬物中毒の女性の不妊手術か長期の避妊処置で300ドル、セイウチを撃つのに6000ドルという金額だ。もはや金額がつかないものはないのかもしれないが、そこに「善」は存在するのだろうか?値段を付けることで、世の中の市場化によって締めだされていく道徳的規範をよく考えていく必要があるのではないか?ものに値段が付けば分かりやすいが、家庭生活や人の生死など、本当に値段を付けるべきものかどうかを考えさせる、問題提起の本として読みごたえのある一冊だ。

2016/02/08

吉野ヶ里

経済市場が社会基盤になってることが、正しいのかどうなのか考えてみようって話。結構信心深い人だから、「道徳的」感覚を前提している。たしかに、経済の考えは道徳や価値観を暗黙の内に変えてしまう。既存の道徳観が壊れてしまうことに対する機具は感じたし。実例はどれも小話として使うには面白そうだったが、議論としては弱い。議論ではなく一つの思想を表明してる本なんだろう。道徳は絶えず変化してるし、伝統的価値だって変わっていくものだから、なにが「道徳的か」を言うのは難しいと思うけれど、それを考える活動も道徳を作るんだよね。

2016/07/05

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