読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

作家
マイケル・サンデル
鬼澤 忍
出版社
早川書房
発売日
2014-11-07
ISBN
9784150504199
amazonで購入する

それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

はっせー

かなりためになった! マイケル・サンデルさんの本は2冊目である。前はこれから正義の話をしようという本あった。そのときに考えに興味を持ったのでこの本を読んだ。内容は現代の資本主義社会の問題である。例えば遊園地でお金を払うと行列に並ばなくてもよいといったシステム。空港におけるエコノミー ビジネス ファーストといったクラスによって手荷物検査が違ってしまうシステムといったものが本当に妥当してよいのかということである。すごく考えさせられるものであったのでまたマイケル・サンデルさんの本を読みたい!

2019/06/28

Y2K☮

何でもカネだ。カネさえ払えば列に並ばなくていいし、人気小説の中に特定企業名を忍ばせる事もできる。学校の教材に偏った広告を入れるとか、成績次第で生徒にインセンティブを払うとかも衝撃。生命保険を証券化して売るのもひどい。早く死なないと買い手が損をする。野球の実況でホームランの度にスポンサー名を叫ぶのもうざい。核廃棄物処理場の受け入れにインセンティブを付けたら、逆に賛成票が減った事例が面白い。どこの国でも義侠心にカネを絡めるのは無粋。生きる為に切実な人ならともかく、本当にそんなにカネが必要か? 何の為の経済だ?

2015/03/27

ゾンビ倒して美少年、知らないカブに戦闘員の魔力は西郷になってました

なるほど、分からん! というわけで読了。本来は道徳的な「善」によって行われてきた行為に対して、最近は市場的な格付けが行われているがそれは果たして良いことなのだろうかというお話。金! 金! 金! そればっかりだなという感じでしたが、逆を言えばこの世の大抵のことには値段を付けることが可能なのかいうのが興味深いです。「用務員保険」とか、いつの間にか会社が自分に対して勝手に保険金を掛けてるとか怖すぎやしませんかね。「デスプール」とか「ライフセトルメント」のくだりなんかは市場主義の悪趣味さを思い知らされた気分です。

2016/03/03

木村 武史

お金で取引される様々な事例を挙げ、善として正しいのか?合理的な手段なのか?そこにはどういった問題が含まれるのか?といったことを一つ一つ考えていくといった内容です。全てにおいて答えがあるものではなく、どういった観点でそれらを判断していかなければいけないかというのが主旨のような感じがします 。興味深かったのは、保育園から子供を引き取る際、遅刻者に罰金を科したところ、罰金を科す前より遅刻者が増加したという事例があったということだ。罰金を払うことで、他人に迷惑を掛ける罪悪感が減ってしまうということなのだ。

2020/05/10

わたなべ

良著。とても面白かった。行列代行や保険、広告などを例に、市場主義の限界を示した本。様々な実例を挙げて考えさせられると同時に、アメリカではこんなものまでビジネスになっているのかと驚くことも多々あった。社会全体で善や道徳についての議論が薄れたとき、市場主義がやってくる。適切な市場とは何かを考えることは、善とは何かを考えることであり、必要なのは「われわれ一人ひとりがいかにして生きたいか、どのような社会を作るべきか」を考えるだと著者は説く(結論はこれからの正義の話をしようと同じ)。

2020/05/28

感想・レビューをもっと見る