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ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF)

ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF)

ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF)

作家
サラ・ゲイ フォーデン
Sara Gay Forden
実川元子
出版社
早川書房
発売日
2021-12-21
ISBN
9784150505837
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ハウス・オブ・グッチ 下 (ハヤカワ文庫NF) / 感想・レビュー

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ゆいまある

グッチ家三代目が射殺された冒頭のシーンに戻る。犯人は勿論あの妻という大スキャンダル。グッチ家を離れ、デ・ソーレとトムフォード、二人のアメリカ人が最もお洒落な高級ブランドとして巨大化させた新生グッチ。そこをLVMHグループを築き上げたベルナールアルノー(別の人がこの人の本を執筆中とのこと、超楽しみ!)が買収にかかる。怖い怖い、アルノー怖い!ヴィトン対グッチの戦いが読ませる。邪魔なプラダが憎らしい。尖ったデザイナーとタフな経営者が人々の欲望を吸い上げる高級品ビジネス。振り回されてる自分がゴミのようだ。力作!!

2022/12/28

Satoshi

映画にもなった企業スキャンダル。三代目グッチのマウリツィオ殺害事件がセンセーショナルだが、創業一族の追い出しとマウリツィオ亡きあとのグッチ争奪戦、フォードとデ・ソーレによるブランドの維持といった企業ドキュメンタリーとしても面白い。ファッションに疎い私でも楽しめる作品だった。

2022/11/05

ふわふわぷりん

お家騒動!引き込まれる内情!!上流階級って!!!こんなにも!!!!

2023/03/11

るるぴん

小説以上の実話。後半はグッチの再生(デザイナー・トムフォードの活躍、ドミニコ・デ・ソーレが経営再建)、タレコミ情報からマウリツィオの殺害事件が解明されて、裁判・判決に至るまでが詳細に綴られる。捜査や裁判の様子も興味深いし、犯人たちの人間模様も面白い心理ミステリーのよう。グッチ家出身者が去った後、グッチはLVMHアルノーの買収攻勢に遭い、ケリングとタッグを組む。完全なる弱肉強食の世界。世界企業になるというのはこういうことか。会社は経営者の舵取り次第。最終的にはそこで働く人。優秀な人材の獲得合戦もすごい。

2023/02/16

at@n

グッチ家が去ってからのグッチがLVMHを相手に仁義なき企業買収合戦を繰り広げるのがとても面白い。現在のコングロマリットが所与の企業形態だと思い込んでいたが裏にはさまざまな人間ドラマがあったことがわかった。マウリッツォの死を悲しむ運転手の姿、殺人を目撃し一緒に撃たれた門番の人がずっと後遺症とPTSDに苦しんでいるというのが切なかった。

2022/08/11

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