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〈クラシック・セレクション> ハートの4 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

〈クラシック・セレクション> ハートの4 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

〈クラシック・セレクション> ハートの4 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作家
エラリイ・クイーン
大庭 忠男
出版社
早川書房
発売日
2004-02-26
ISBN
9784150701505
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〈クラシック・セレクション> ハートの4 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

クイーン氏は、第1期国名シリーズ、第3期ライツヴィルシリーズが有名なのですが、この作品はハリウッドシリーズとも言える第2期です。謎とロマンス、死とユーモア、他の時期の作品とは全く違い、女性向けのストーリーです。長い間互いに対立してきた俳優一家の二人が、ロミオとジュリエットの如く愛し合い結婚する。しかしハネムーンに旅立った飛行機の中で、二人は毒殺されてしまう。そして二人の周りには、トランプのカードが送られてきていた事が解る。本当にチョッとした会話の中に、伏線が潜んでいます。エラリーの恋愛も気になる作品です。

2015/07/08

Kiyoshi Utsugi

二十年以上対立してきた映画スターのジョン・ロイルとブライズ・スチュアートが突如として結婚をすることになる。 そんな二人は結婚式を挙げるために飛行機で、向かう途中の機内で毒殺されます。 脚本家の手伝いをするということで、ハリウッドに来ていたエラリー・クイーンが、その事件に挑みます。 トランプの一枚一枚のカードに込められた意味が、事件のキーワードになるのか?それだとハートの4の意味する「破られた約束」となにかしら繋がるものがあるのか… いつものエラリー・クイーンシリーズとはちょっと違うけど面白かった。😀

2021/10/13

miroku

クイーン中期の名作。しかし、これ違う主人公でやった方がよかったのでは?読みやすくて面白いけどね。

2012/11/13

Tetchy

きらびやかな映画産業を舞台にしているせいか、物語も華やかで今まで以上に登場人物たちの相関関係に筆が割かれ、読み応えがある。恐らくこれは作者クイーン自身が遭遇したハリウッドという特異な世界に触発されたものであろう。個人的にはこういう趣向は好きである。しかしクイーン=緻密なロジックというフィルターが邪魔をして、本作の評価は辛い。本作で見られるドラマ性高い演出と事件の意外性、驚愕のどんでん返しが一体となれば、更にその評価は増すに違いない。非常に贅沢な要求なんだろうけれど。

2010/04/13

**くま**

表紙がオシャレ可愛い。文章もスタイリッシュで軽やか。さらに舞台はハリウッドの映画産業、恋愛要素高め(エラリイ自身の恋愛も)。華やかで女性好みな作品。が、恋愛結婚で再婚した両親のそれぞれの連れ子同士が恋に落ちる設定が、少女漫画的で私はピンときませんでした。もしかしたら現実でもある話なのかもしれないけど、今の私にはちょっと想像できない。エラリイの恋愛もいまいちハマれなかったです。さらにミステリは簡単すぎて拍子抜けしました。これは見破れる人が相当多いんじゃないでしょうか。読みやすくて不思議と引き込まれ一気読み。

2014/02/06

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