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靴に棲む老婆〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

靴に棲む老婆〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

靴に棲む老婆〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作家
エラリイ・クイーン
越前敏弥
出版社
早川書房
発売日
2022-12-21
ISBN
9784150701567
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靴に棲む老婆〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★☆☆ 越前氏の新訳はやはり読みやすい。 ラストの大どんでん返しが見事な作品だが、そこに至るまでに様々な仕掛けがてんこ盛りのため逆に目立たなくなってる気がする。 本作はテレビ版に寄せて書かれたため、若干エラリーのキャラが子供っぽくなっている。ヴェリーなんか単なる間抜け刑事になってるし… 決闘や殺人未遂をしているのに特にお咎めなしなのは流石に違和感あるし、ルーエラやホレイショの強烈なキャラを活かせてないなど不満もあるが、ラストにおける怒涛の推理は流石クイーンといったところ。

2023/05/30

yukision

靴の製造事業で大成功を収めたポッツ一家を仕切る母親には3人ずつ父親の違う子供がおり,兄弟間での決闘騒ぎの末に殺人事件が起こる。銃の所持が合法な国の上に時代も違うのでやや理解が追い付かない部分もあったが,そこそこ楽しく読めた。

2023/06/05

星落秋風五丈原

 最初にある種答えは出ているのだが、なぜかエラリイ、犯人を断定しない。なぜに?いや、あまりに早く話が終わってしまうから?まあ、当たり前すぎてつまらないのか。やたらマザーグースの童話を口にして見立て殺人説を唱える。そもそも決闘をやめさせるのなら、小細工を使わないで、決闘自体をやめさせればよかったものを。名探偵の宿命か、中盤までは常に事件の後をおいかけ、後半追い込んでさて皆さんと大団円に持ち込む。おまけに飛び切りの幸運もゲット。この展開はホームズのあの作品…ごにょごにょ。ところでおとーさん結構怒りぽいですね。

2023/03/07

本木英朗

『靴に棲む老婆』新訳版である。しかも旧版は何と創元である。俺はそちらの方で3回読んでいたが、新訳版はどうなのか? 製靴業で成功したポッツ家の当主コーネリアには子供が6人いる。先夫の子3人は変人ぞろい、現夫の子3人はまともだが、コーネリアによって虐げられていた――という話から始まる。もう旧訳がどうやって解決したのか忘れていたけれど、それを置いても新訳版は、超面白かったね! 最後の最後がまたいいのよね!! 大満足でした。またいつか読もうと思う。

2023/01/21

おうつき

だいぶ久しぶりの再読だけど、やっぱり面白い。ちょっと捻りすぎな感じは否めないけど、終盤の推理はワクワクしてしまう。変人揃いの一家の存在が適度なコメディ感を与えてくれて、肩肘張らずに読むことができた。シーラの存在はそういう経緯があったのねと解説を読んで納得。

2023/11/27

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