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高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作家
レイモンド・チャンドラー
清水俊二
出版社
早川書房
発売日
1988-09-01
ISBN
9784150704551
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高い窓 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 感想・レビュー

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GaGa

この作品を清水俊二訳で読むのは初めて。しかし「湖中の女」と違ってハヤカワミステリ版の田中小実昌の方が逆に読み物としては適していると思わせる一冊となってしまっているのが面白い。なによりプロットの稚拙さ、そして色気のなさ、これが、マーロウの一人称「私」より「俺」の方がふさわしい気がどうにもしてしまう。まあ、大作家にもこういう作品はあるものです。

2011/11/13

かるかん

初期に比べてマーロウの尖ってた部分が丸くなり始めている気がする. それでも話はおもしろく,かつ複雑なのでところどころページをもとに戻しながら読み進めていった. やっぱりかっこいい.

2015/04/08

催涙雨

きっかけとなる依頼とは別の出来事や思惑が雁字搦めになり複雑の様相を呈していく様は相変わらずだが、前二作に比べて事件の相関はわかりやすい。複数にまたがった事件の全貌がマーロウの手によって明かされる終盤にはそれぞれの糸がいかに緻密に絡み合っていたかに気付かされる。その収束の仕方にはハードボイルドだけではなく推理小説としての面白さも詰め込まれていると思う。本作には血腥い暴力沙汰の側杖を食いながらもすかした皮肉を並べるマーロウの姿はないがカシディ事件のでっち上げをはじめウィットに富んだその切れ味は変わらず鋭い。

2017/09/08

S

マーロウシリーズ第三弾。奪われた物を取り返してほしいとの依頼を受けるマーロウ。疑われているのは依頼人の息子の嫁だが、それ以上に依頼人自身や、息子、その他の関係者に違和感がある。マーロウの調査によって、事件の裏側にある過去が次第に明らかになっていくが、登場人物の癖の強さや、彼の荒っぽさはやや控えめで薄味に感じられた。その分マーロウの優しい部分が強調されているように思う。弱く虐げられていた者を救う為、また自身の正義を貫くための行動は、強引ではあるものの押しつけがましいものではなく、それが彼の魅力になっている。

2015/09/27

背古巣

レイモンド・チャンドラー氏初読みです。氏のハードボイルド、フィリップ・マーロウシリーズの三作目。とても硬かったです。文章が淡々としていて、なかなか入り込めませんでした。カバーに氏の顔写真が載っていて、その雰囲気からするともっと厳しい感じの作品かなと思って読み始めたのですが、その思いははずれました。マーローは一見冷たいようですが、じつは優しい人なんだなと思いながら読み進めました。入り込めなかったと書きましたがこういうテイストは嫌いではありません。他にも積読があるので読んでみようと思います。

2016/04/26

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