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帰還 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-31 競馬シリーズ)

帰還 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-31 競馬シリーズ)

帰還 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-31 競馬シリーズ)

作家
ディック・フランシス
Dick Francis
菊池光
出版社
早川書房
発売日
1997-09-01
ISBN
9784150707316
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帰還 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-31 競馬シリーズ) / 感想・レビュー

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bapaksejahtera

主人公は外交官。競馬場に馴染んだ幼少期を過ごしたが、生母が外交官と再婚した為にかくなったという背景。本省勤務命を受けて任地日本から帰国する途中のフロリダで、娘の結婚式に英国に帰る夫妻を助けた縁で、主人公は自らの故郷に帰る。ここで家畜病院の獣医の危難を救ううち大きな事件を解決する筋。主人公の明朗親切な性格とモテモテが、毎度の通り気分良く読むのだが、プロットでフグ毒が使われる事で面白日本が登場するのが面映ゆい。悪漢が意外過ぎる人間であるし、物語全体を険しく彩る人間に対する膺懲に徹底を欠く作者の癖が本作でも出た

2022/07/17

たこやき

問題なく治療処置を行ったはずなのに、なぜか次々と急死してしまう馬たち。本当に治療ミスなのか、それとも? そして、もし故意によるものだとしたら誰が何の目的で? 外交官であるピーターが、獣医ケンの担当した馬の情報を調べて……という辺りは、前作『標的』同様、シンプルなミステリとして楽しい。正直、外交官設定はあまり意味がなかった気もするが、ピーターが赴任していたのが日本、ということで著者の日本評というのがひとつの味になっているのが面白い。

2013/08/21

Charlie

ディックフランシスも早30冊目。「フランシスの主人公が、事実に基づいて一人で考え、一人で危険を背負い、一人で行動するのを読んで、スカッとする」と言う解説は言い得て妙。

2013/09/22

kuchen

主人公が積極的に巻き込まれている。知り合ったばかりの夫婦を助け、さらにその娘の婚約者を助ける。ボランティア精神と正義感にあふれている。ミステリも恋愛もきっちり入って、気楽に楽しんだ。

2015/09/21

遠藤雅人

外交官の父を持ち自らも外交官のピーターダーウィン。 ケンマルクア獣医の元で治療した馬が次々と変死する事件をクールに解決してゆく。 例によって競馬の話はほぼない。だがそれがいい(^^)

2020/11/21

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