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あなたに似た人〔新訳版〕 II 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

あなたに似た人〔新訳版〕 II 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

あなたに似た人〔新訳版〕 II 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

作家
ロアルド・ダール
田口俊樹
出版社
早川書房
発売日
2013-05-10
ISBN
9784150712600
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あなたに似た人〔新訳版〕 II 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

「満たされた人生に最後の別れを」。ポンソビー夫人の讒言を信じ込み、恋人に真相を確認せずに復讐を成し遂げた知性的な男。ラストに事件の引鉄を引いたポンソビー夫人は意気揚々だと思うと苦々しい。口八丁で浮世を見分するクロード氏シリーズはブラックウッド作品のジム・ショートハウスシリーズや津原泰水作品の猿渡君シリーズみたいな風味ですね。「鼠退治」で出てくる鼠退治屋には津原氏の「超鼠記」を連想してしまいました。そしてラミングみたいな男っているよね~。「廃墟にて」は2ページながら終末SFの傑作だと思わずにいられません。

2016/10/08

HANA

奇妙な味の短編集の続き。後半は中編の影響もあるのか少々長い話が多く、上巻で感じたような引き締まったセンスの良さやインパクトは感じなかった。それでも「偉大なる文章製造機」からは初期の筒井康隆を思い出させられたし、「クロードの犬」の諸編からは何とも言えない薄気味悪さを感じさせられた。特に婚約者の父親と話していて、口からのでまかせがどんどんとんでもない方向に進む「ミスター・ホディ」、起きている事は明らかなのにいつまでも明らかにならない「ラミンズ」が個人的にはお気に入り。毒を含んだものが一番美味しいものです。

2013/08/21

aquamarine

1に続けて読みましたが、1の方がブラックなインパクトは強いかもしれません。ブラックではなくても「サウンドマシン」「偉大なる自動文章製造機」などは設定が面白く心に残りそうです。逆にインパクトが強いのは「クロードの犬」のシリーズでした。中でも「ラミンズ」は読み始めからなんとも身の置き所のないむずがゆさがあり、ラストはああやっぱり…と思わす息を止めました。「廃墟にて」もよくあるパターンですがこの短さにすべてが説明されているのは驚きます。後味は優しくないのですが児童書にはないダールの色を楽しみました。

2014/05/02

miyu

1から続けて読んだが、正直少し飽きた感がひしひし。ブラックはチラッと利かす方が効果あるのかも。1に比べてやや品がなくて冗長な感じがして、はっきり言って私はあまり好みではなかった。よほどのダール好きならともかく、それほどでもないなら1だけ押さえておけばよいかもしれない。だって2を読むと作品はさておき、ダールってきっとすごく性格悪い人だったんだろうなぁと勘ぐりたくなってしまうのだ。(実際そうだったんだろうけど)それから新訳は解りやすいけど、ダールのちょっと気取った「いけすかなさ」は旧訳の方が生きてた気がする。

2014/09/29

Miki

2016生誕100年祭にて原書読了後の確認読み。当たり前だがきちんと翻訳されている本って素晴らしい。原書に未収録の2作品「ああ生命の妙なる神秘よ」「廃墟にて」が読めたのも良かった。原書で腑に落ちなかった「クロードの犬」の最後のエピソードも母国語で「行間を味わう」ことで納得できたのでよかった。

2016/09/04

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