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ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))

ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))

ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))

作家
サラ・パレツキー
山本やよい
出版社
早川書房
発売日
2010-09-10
ISBN
9784150753719
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ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫)) / 感想・レビュー

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NAO

ヴィクが何ものにも屈しないタフな女性だからか、毎回ヴィクは大変な目に遇う。シカゴという街は、女性が私立探偵をするにはかなりハードな街だ。とはいえ、少しずつ事件の真相に近づいていくヴィク。そして、それは、シカゴの闇、彼女が尊敬してやまない父親が隠していた秘密を明らかにすることでもあった。それでもヴィクは躊躇わない。間違いは、正さなければならない。どんなに昔のことでも。どんなに身近な人が関わっていても。彼女のその精神は、父親譲り。ならば、かつては間違いを犯したにしても、彼女の父親は優れた警官だったといえる。

2022/07/24

Masa

読了。うぅん、面白かった! いままでシリーズ読んできたけど、現時点で最高傑作だと思います。でもそれは、この作品単体でというよりは、ここまでV・Iと一緒に時を過ごしてきての感想です。シリーズものには転換期というか、どこか区切りになるような作品があると思っているのですが、ぼくの中でヴィクシリーズの区切りはこの作品じゃないかな、と。V・Iにとって色々辛い事件だったと思うのですが、この先V・Iがどうなっていくのか(変わるのか、変わらないのか)非常に楽しみです。ここまで読んできて本当に良かったと思えた1冊。

2020/03/03

tom

V.Iの4年ぶりの登場。ずーと追いかけていて,久しぶりの出会いだったものだから,嬉しくて嬉しくて。おまけに,テンションは少しも変わらず,懐かしさひとしお。それにしても,女探偵と男探偵,どちらが面白いかと言えば,大差で女探偵じゃないだろうか。男探偵は,妙に深刻ぶって話が重くなる。V.Iは,体を張って悪人をやっつけるが,心は軽い。続編に期待しますが,来年中に読めるのかしら。

2010/11/13

Asako Nakamura

父親と娘。差別。そんなこと感じました。しかし、この表紙は私はあんまり好きじゃないなあ。

2017/05/07

sine_wave

いきなり、服役中のアナコンダのリーダーを訪ねるシーンから始まる。ヴィクの父親は警官だった。その思い出話めいた部分も多い。キング牧師を狙った凶器(ボール)が間違って若い女性に当たり死亡した。その事件の冤罪が40年の歳月を経て掘り出される。カッとなる性格のヴィクだからこそ本音が出る。そこが面白いのかも。

2017/05/28

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