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五番目のサリー〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

五番目のサリー〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

五番目のサリー〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

作家
ダニエル・キイス
Daniel Keyes
小尾芙佐
出版社
早川書房
発売日
1999-10-01
ISBN
9784151101021
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五番目のサリー〈上〉 (ダニエル・キイス文庫) / 感想・レビュー

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優希

多重人格の苦悩がまざまざと伝わってきました。時々自分の中に無自覚の時間があるということはどれだけ恐ろしいことかと想像すると鳥肌が立ちます。ただ、それぞれの人格がそれぞれ魅力があるのも不思議ですし、否定をするのも何だか難しい気がしました。主人格が持たないものを持っているからなのかもしれません。そんな中で、別人格とは本来感じることのできない複雑な想いをそれぞれ持ち合わせているだけで、根本的には1人なのかもしれないとも思います。人格統合がなされたときどうなるのか。下巻も読みます。

2016/10/29

ヴェルナーの日記

著者が主に扱っている多重人格者の物語。このテーマの淵源を辿れば、スティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』へと行き着く。現在、この種を病は、多重人格障害とは呼ばず、解離性同一性障害と称する。およそ第1人格形成期(0歳~7歳)より第2人格形成期(8歳~14歳)までの幼児期に種々の虐待を受けることによって発病する可能性が高い。通常、誰でもレジリエンス(外圧による歪みを跳ね返す力)を持っていて、このようなストレス(外圧)を跳ね返すことができるが、レジリエンス以上のストレスを受けたとき、稀に発症することがある。

2015/01/03

Miko

多重人格の女性が主人公のお話。しかも他の人格が現れてる時はサリーは全く記憶がない。精神科のドクターは一番性格が穏やかなサリーを選んで治療を続けた。途中で2年以上も空いてしまったので前に読んだ文を忘れてしまった。もう一度読み返さないと。

2020/11/08

たぬ

★4 『ビリー・ミリガン』とは違いこちらはフィクション。幼児期の悲惨な体験が多重人格を形作るのですね。サリーから分裂した人格たちはそんなに問題なさそうな人物も含まれているけれど、しかしサリーは他人格が表に出ている時のことはまったく覚えていない。(下巻に続く)

2019/04/07

ミツ

地味で平凡なサリー、陽気で活発な<記録係(トレイス)>デリー、理知的な芸術家ノラ、大胆な色魔ベラ、そして怒りと暴力の限りを尽くすジンクス。一つの体に五つの人格を宿した女性と彼女を取り巻く人々による複雑で葛藤に満ちた精神の内奥を巡る人格群像劇。 訳のおかげか、非常に読みやすく、またそれぞれの人格がどれもみなとても生き生きと魅力的に描かれている。 しかし一方で人格が分裂するに到った過去の出来事や、各人格同士の思惑のぶつかり合いなど各所で不穏で陰惨な予感がよぎる。下巻へ。

2011/09/11

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