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ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

作家
アゴタ・クリストフ
Agota Kristof
堀茂樹
出版社
早川書房
発売日
2001-11-01
ISBN
9784151200120
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ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

タイトルの意味については、さまざまな解釈が可能だと思われる。つまり、前の巻の『大きなノート』のように、それが物語の内容とそのまま一致することがないからだ。また、続編にあたる本書では、一転して3人称体で書かれているために、スタイルの上からは普通の小説であり、その意味では斬新さにはやや乏しい。主人公LUCASと、西側世界に行ったはずのCLAUSはもともとが双子なので、その名がアナグラムなのも不自然ではないのだが、本編ではそれも疑わしくなり、読者もまた一種のアイデンティティ・クライシスに巻き込まれることになる。

2012/11/22

遥かなる想い

「悪童日記」から始まる三部作の二作目である。15歳になった リュカの物語… 何かを喪失した人々との 兼ね合いを ひどく渇いた文体で 描く。 心が壊れたようなリュカの成長とは 裏腹に、リュカの周りは 重苦しい。 クラウスの帰国とともに、ふたりは どうなって行くのか?三作目に期待。

2019/05/12

tama

図書館本 「悪童日記」から引き続き。うわー あいつ一体どうなってしまったんだ。悪童日記のラストもショッキングだったけど今回もまたとんでもないことに。すでに第三の嘘を予約済。それを読めば理解できるんだろうか!?

2014/11/12

めろんラブ 

世界中の読書人に衝撃をもって迎えられたというデビュー作『悪童日記』の続編。震撼させられた『悪童~』のその後や如何に。はやる気持ちを抑えながら読み進んだ。前作の”ぼくら”から三人称への人称の変化によって、より客観的に物語と向き合える印象。抑制された感情表現の下、淡々とした日常の活写に潜む多重的な問題提起に唸りつつ、通奏低音のような違和感が。そして、それの正体が明らかになった時、物語の根幹さえも覚束なくなる。彼は誰?そしてあなたは?ふたりの証拠、その不確かさに足元がぐらりと揺らぐ。いざ、シリーズ最終巻へ。

2014/03/17

どんぐり

『悪童日記』の続編で、三部作の第二作。外国兵3千人と国境警備兵2千人のいる国境のある町で、クラウスは国境を越え、リュカは一人で家畜や菜園の世話をしながら祖母の家を守っている。アナグラムを配したリュカ(LUCAS)とクラウス(CLAUS)の兄弟、このとき15歳。家の屋根裏部屋には、砲弾で死んだ母親と妹が骸骨のまま梁に吊るされている。リュカのまわりに登場する様々な人物。一緒に住むことになる少女と近親相姦で生まれた子の父親は刑務所に収監されており、リュカが夜を共にする年上の女性司書クララは無実の夫を国家反逆罪で

2020/05/07

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