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前田司郎 1: 偉大なる生活の冒険ほか (ハヤカワ演劇文庫)

前田司郎 1: 偉大なる生活の冒険ほか (ハヤカワ演劇文庫)

前田司郎 1: 偉大なる生活の冒険ほか (ハヤカワ演劇文庫)

作家
前田司郎
出版社
早川書房
発売日
2015-06-19
ISBN
9784151400360
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前田司郎 1: 偉大なる生活の冒険ほか (ハヤカワ演劇文庫) / 感想・レビュー

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モルテン

劇団「五反田団」主宰(演出・劇作家・訳者)の前田司郎さんの戯曲集。「青年団」の平田オリザと、「チェルフィッチュ」の岡田利規の中間、といった印象。平田よりミニマムな関係性(家族・夫婦・友人同士)を描き、岡田ほど抽象的ではない。描かれているのは、出来事によって動く人々ではなく、あくまで人と人の関係性のなかで動く内面。明るい未来もなく、戦う相手もおらず、なのに閉塞感に圧迫されてどうにもならなくなっている若者の内面世界を覗いているかのよう。表題作「偉大なる生活の冒険」。‟ファミコン”と現実世界の関わりが好きだ。

2015/11/01

なみき

五反田団主催の前田司郎さんの戯曲集。いくつか見た印象から日常的な様子を面白おかしく淡々と描くひとみたいな印象がありましたが、けっこう神話的というかファンタジー的というか、不思議な戯曲を書いてるんですね。ただただ小さなアパートの一室で無職男性がごろごろしたりゲームをしたりしてるだけで、面白くも寂しいの表題作もいいですが、私は妙に可愛らしい「おやすまなさい」が気に入りました。なんだかあやふやな場所で貝やヒトデに囲まれてどこにも向かわない会話を続ける寝たいひとと寝させたくないひと、いいですね。

2017/08/31

のほほんなかえるさん

「徒歩7分」で向田邦子賞を受賞した著者の戯曲集。「偉大なる生活の冒険」「おやすまなさい」「キャベツの類」「すてるたび」の4編。独特の存在感は感じられるが、つかめるようでつかめない、というのが正直な感想。特徴としては、言葉のズレから生じる可笑しみ、言葉の脱線に見せかけた伏線、別役実とは違った不条理ぽいドラマのムード、場面やモノの存在意義をも変幻自在に変えていく想像力を伴ったセリフの使い方、などが顕著にみられる、か。あとがきから察するに著者曰く何か描きたいことがあるというタイプの作品ではないとのこと。うむ。

2015/09/30

Seirēn

「敵もエイだったら」「え」「愛するものも、敵もエイだったら」「、、、、、、エイは共食いしないから平気」「、、」「エイって愛とか言うのかな」「知らない」「そんな事言うの人間だけじゃない」「、、、、エイに聞いてみたら」「危ないよ」「じゃあ、サザエに聞いたら」「こいつ馬鹿だからな」(この後の場面で、サザエにアンプ繋いで喋らせる。ーー静かな演劇の基調とする日常言語の対話体により、徐々に普通に、異質な前提を、とぼけた調子で立ち上げる!)

2015/07/30

lll。

2015/07/04

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