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アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)

アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)

アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫)

作家
スザンナ・ジョーンズ
阿尾 正子
出版社
早川書房
発売日
2019-11-06
ISBN
9784151839016
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アースクエイクバード (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 感想・レビュー

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くさてる

NETFLIXで映像化された予告を見て興味を惹かれたので原作を読んでみた。日本を舞台にしているけれど描写は正確。ただ、一人称と三人称が混在する語り口が単純に読みにくく、分かりにくいので、語り手をはじめとする主要登場人物に魅力を感じられないのにはちょっと困った。禎司はもっと魅力的な人物になった気がします。ミステリとしての展開も想像通りなのはともかく、なんだか全体的にもう一味足りないという読後感でした。

2020/01/18

J・P・フリーマン

ストーリーの大半がルーシーの回想で構成されている、日本が舞台のサスペンス。ミステリとしては内容が弱いと感じました。日本の街並みや文化を細かく描写していることは、英国では物珍しさが評価されるかもしれませんが、日本人にとってはごく当たり前の光景を魅せられるので新鮮さがありません。CWAの新人賞作品ということですが、日本では評価が辛くならざるを得ないでしょう。

2019/11/10

たみ

主人公・ルーシーが友人の殺害容疑で尋問されながら、どうしてこうなったのかを回想する形式で語られるストーリー。佐渡が一部舞台となっていると聞いたので読んだ。一人称視点ながら自身のことをたまに「ルーシー」と呼ぶほか、回想も定かではなく、曖昧という点で信頼できない語り手。ルーシーに付き纏う死の香りが終始影を落としている上にオチから入るタイプの話なので、概ねずっと陰鬱。展開も想像を超えるとかはなかったが、むしろそれがストンと嵌まる感じ。佐渡旅行の描写は迫真だったけどこれ読んで佐渡に行きたいとはならないかな……。

2022/07/02

てっちゃん

現実と主人公ルーシーの妄想が、渾然一体となり、何が真実か分からない。その曖昧さを楽しむんだろうな。ただ、主人公にはあまり感情移入できなかったな。

2019/11/09

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