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裸のアマン: ソマリ人少女の物語

裸のアマン: ソマリ人少女の物語

裸のアマン: ソマリ人少女の物語

作家
アマン
高野裕美子
出版社
早川書房
発売日
1995-04-01
ISBN
9784152079145
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裸のアマン: ソマリ人少女の物語 / 感想・レビュー

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映画「Black Hawk Down」のイメージが強すぎて漠然としたイメージ-泥沼の民族紛争が続いている国、もしくは海賊対策に軍艦が送られている-しかなかったのですが、女子割礼・戦後のイタリア移民の受け入れ等々、ソマリアの置かれた複雑な社会的状況を知っていくと北東アフリカの諸民族集団の一つなのだと意識させられる。しかし、文化を個人に強制的に適用させることはできない。女性割礼は生命に関わる問題で、文化の違いを理由に擁護出来ることではなく、双方の理解を深めた上での個性と普遍の結合こそ、今後のソマリアに必要だ。

2010/11/30

三太郎

植民地時代からクーデター、そして社会主義政権までのソマリアを一般少女目線で見ることができる興味深い半自伝。教育と地域社会からハグレた少女の男性関係がその後どうなるかは時代や国や政治情勢には関係ないことがよく分かる。女子教育の必要性で締められた文末には深く同意。

2022/07/31

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