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碁を打つ女

碁を打つ女

碁を打つ女

作家
シャンサ
平岡 敦
出版社
早川書房
発売日
2004-08-25
ISBN
9784152085856
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碁を打つ女 / 感想・レビュー

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らむれ

静かに碁を打つ姿と不穏な情勢がの対比が見事に表現されていて、作者の完成の鋭さがうかがえる。少女の内に秘めた激しさや欲望が芽を吹くさまはすがすがしく、同時にその勢いゆえにとても不安定で、ついついページをめくる指に力が入る。良書

2018/03/26

クリママ

シャン・サは12歳で詩の全中国大会で一位を受賞、17歳で渡仏、仏語で書かれこの作品は高校生(リセ)が選ぶゴンクール賞受賞。盧溝橋事件の前後、日本軍と抗日戦線の戦いの中。満州で任務に就く日本人青年士官と満州の千風広場で碁を打つ少女。それぞれのことが1~3ページの短さで交互に語られる。天皇のため死ぬ理念と若い熱量が、外国映画の中の日本人を見ているようで違和感を覚えるものの、読み進めれば一人の人ととして形作られる。日本のことについて書かれた注釈も興味深い。独特の雰囲気、若い作者だからこそ書ける結末が感慨深い。

2018/10/07

紅はこべ

いずれ恋愛小説の古典に入れたい。

マムみかん(*感想は風まかせ*)

草食男子諸君に「真剣に恋愛してもらいたい!!」と新聞でオススメされていた本。 3人も息子を持つ母として、他人事じゃないぞ…と読みました! しかし、これは…!? ちょっと刺激的過ぎて、逆に後込みしそうだな(笑) もちろん、身分を隠した日本陸軍中尉の青年と自由に憧れる中国人少女を巡る運命の物語は素晴らしく、単なる恋愛小説ではない奥深さがありました。 時が止まったような広場の外で、着々と進む残酷な現実。 壮絶なラストは忘れられないです!

2012/03/01

紫羊

この著者の作品は、リシャール・コラスとの往復書簡集を読んだことがあるだけで、小説は初めて。美しくも残酷な、また非常に精緻で洗練された作品だと思った。ただ、主人公である満州の娘と日本人青年将校との恋情には、どうしてもリアリティを感じることができなかった。むしろ、青年将校と光という小妓の儚い恋が強く印象に残った。

2013/09/16

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