読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力

ゼロ年代の想像力

作家
宇野常寛
出版社
早川書房
発売日
2008-07-25
ISBN
9784152089410
amazonで購入する

ジャンル

ゼロ年代の想像力 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

寛生

【図書館】はっきりとした印象ではないが、テレビでは好印象の宇野さんだったと思う。とにかく考えろ!考え抜け!といいたいことはよく分るし、本書に繰り広げられた解釈論も面白い。だけども、申し訳ないが、的が少しズレている気がする。ニーバーの祈りで本書が始まり閉じるが、これ、ニーバーが引用した祈りじゃない?!著作権の問題ではないのですが(笑)確かそうだと思うんだけど。ただ、こういうふうな祈りでサンドウィッチ的に自らが考えろといっているものをナカミにするんだったら、あまりおいしいサンドウィッチじゃあなかった。

2014/11/06

oz

再読。優れた批評家とは同時代人の心情を代弁してポピュラリティを獲得した人物のことを指す。ならばゼロ年代という呼称が一般に浸透した今、演繹的に「宇野は優れた批評家だ」と言えるかもしれない。だがこの論の最大の瑕疵は何故既存の(2000年代という)呼称でなくゼロ年代という新しい語を用いる論理的必然性があったのかを明確に語っていない点である。ゼロ年代などという独創的な語をしかも論題に用いるのなら、それは論中精緻に検討されてゆくべきである。よって立論の段階で本論は破綻してしまっているのだ。

2010/01/28

東浩紀氏の次に読みたい一冊。東・セカイ系の批判を軸に展開され、ゼロ年代の新しい潮流(サヴァイヴ系)を提唱し、決断主義の克服という思考回路を与えている。セカイ系に傾倒している人への警鐘とも受け取れる批判だった。攻撃的な表現が多数見受けられるため心穏やかには読めないが、セカイ系からサヴァイヴ系への変遷の議論は興味深く読めた。サヴァイヴ系の代表作として『DEATH NOTE』が挙げられており、宇野氏の解釈になるほど納得できるものがあった。

2014/06/18

里馬

僕は小説・映画等々、コンテンツ消費者として端的に想像力を欠く。そこで僕が素晴らしいなあと感じた作品を「想像力が乏しい」と貶されてしまうと脊髄反射で怒りを覚えてしまいそうになるんだけど、未見の作品のレビュを読むとああたしかにな、と首肯するので、改めねばならん。好きなものでも批評的にうがちたい。とは言え、嫌いな作品でももっと好意的に読みたい。「KAGEROU」とか映画「ノルウェイの森」とか、嫌われている作品、宇野さん書いてもらえないでしょうか。

2011/01/10

AoiHinata

「変身」について考えてたときに、第12章「仮面ライダーにとっての『変身』とは何か」にひかれて手にとりました。書いてある内容は、思っていたのと違ったけど。なんか、新しい「目」をもらったみたいで、おもしろかったです。「碇シンジ(引きこもり)では、夜神月(決断主義)を止められない」とか。読みたくなるようなフレーズが使われてて、上手だなぁって思いました。むずかしい言葉や知らない題材も多かったけど。読み進めていくと、別の言葉でまとめてくれたから、なんとか理解できたかも。

2010/12/05

感想・レビューをもっと見る