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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

作家
マイケル・サンデル
Michael J. Sandel
鬼澤 忍
出版社
早川書房
発売日
2010-05-22
ISBN
9784152091314
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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 / 感想・レビュー

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mitei

まあ中々面白そうな議論だが、イエスかノーで答えるところがアメリカっぽい考え方に感じた。

2014/10/23

absinthe

古今東西の哲学の賢人の話をこれでもかと集めてきた。正義とは何か、時代と場所によって異なっている。小さな国の中で閉じていられた時代は終わり、科学技術も日進月歩。古い直感に従っただけの正義は通用しなくなりつつある。それはそうだろう。人間の心の底にある正義感は、人類の歴史の99%を占める狩猟採集民時代に脳内に設計された価値基準に基づいている。法律の様に意図して設計するのは難しい。でも誰かがやらないと時代はどんどん進んでいく。これからどういう時代が訪れるか楽しみになったが、恐ろしくもなった。

扉のこちら側

初読。図書館で半年近く予約待ちし、ようやく読了。わりと速読なのだが3時間かかった。昨年のアーレント以来に難しいと思いながら読み進めた。答えが出ないものは世の中にたくさんあるのだな。

2013/04/28

ntahima

知的好奇心を擽られると言う意味では最高に面白かった。高校の授業で習った哲学者や経済学者が今甦る。昔♪ソ、ソ、ソクラテスか、プラトンか。ニ、ニ、ニーチェか、サルトルか♪♪み~んな悩んで大きくなった♪というCMがあった。野坂氏の小説は余り好みじゃないけど悩んで悩んで自分で考えて答えを出すことが大事。著者はその切っ掛けを与えてくれる。たかだか900円で真理を買えると思ったら大間違い。共同体主義については態度留保中。「私はミ―ム込みの進化論的相対論者だ」なんてったら教授に瞬殺されるんだろうな。『白熱~』を読もう!

2012/09/11

たー

一般人(?)には若干とっつきにくい哲学の問題を、実社会の問題に照らして検証することで、非常に分かりやすいものにしている。著者の考えが比較的私の思いに近いということもありますが(私がなぜリバタリアニズムを嫌いなのかも再認識できた)。ただ著者の理想の社会の実現は相当難しい気がします。だからこそ哲学という学問がいまだに生き残っているのでしょうが。

2010/12/29

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