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オービタル・クラウド

オービタル・クラウド

オービタル・クラウド

作家
藤井太洋
出版社
早川書房
発売日
2014-02-21
ISBN
9784152094445
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オービタル・クラウド / 感想・レビュー

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海猫

いきなり専門用語がドカドカ出てくるのには面食らったがある程度読み進むと慣れる。根本のネタと仕掛けは抜群に良い。しかしエンターテイメントとしての盛り上げ方が上手くないのがなんとも惜しく、共感できる登場人物がいないのも残念。中盤以降はもっと緊張と高揚があっていいと思うのに語り口が平板なのが歯がゆい。テクノスリラーというよりはエスピオナージュを読んだ印象が強いけれども力量あるジャンル作家が書けば3倍は面白くなったんじゃないかと。アイデアがいいので高望みをしたが最終的に宇宙開発に対するロマンは大いに感じた。

2014/07/17

utinopoti27

『衛星軌道上で不審な動きをする宇宙デブリは壮大なスペース・テロの始まりだった』作者の藤井さんは、主に電子書籍の分野で有名な方だそうです。舞台は2020年の近未来、宇宙に関わる様々な国、立場の人たちが複雑に絡み合いながら進む話の構成力と、広範な宇宙・物理学の知識は相当なもの。ただ、多彩な登場人物はみなキャラが薄く存在感が弱い。そのため物語が動き出しても専門用語だけが上滑りしている感じで緊迫感が伝わってこないのは寂しい。ファンには評価の高い作品なのでしょうが、自分にはSFというジャンルへの見識が乏しいのかも。

2018/02/24

Yunemo

静かに唸って読了です。表題の意味するところの「軌道の<雲>」、まずここから付いていけない自身。ある部分、部分で、まさに迫真に迫る表現があって、いわゆる手に汗握る世界へと、ただすぐに突き離されて、また理解しにくい世界へ。この感覚が最後まで頭の中に。カズミとアカリ、二人の人物像がイマイチ見えてこない、読解力不足なのか。米国人の中でのせっかくの日本人、二人の凄さは表現されてるんだけど、どうも顔が見えてこないもどかしさに、最後まで違和感。近未来のあり得る世界として捉え、この世界に没頭しなくちゃ、そう想いを込めて。

2015/06/13

紫 綺

壮大な宇宙を漂うクラウド、果たしてその正体は…?ハリウッドに是非とも映像化して欲しいSFスペクタクルだ!!表現の未熟さのせいで多少想像力を要するが、映像で補えばスゴい映画が出来るはず!!面白かった♪

2014/11/01

おかむー

うわこれはすごい、新年そうそう2015年のオススメ入り確定の良作です。絶品でもいいぐらいの『たいへんよくできました』。主人公・和海とヒロイン(?)明利の人間離れっぷりはちょっと気になるけれど、そのふたりにも劣らぬ能力を持ちながら、“取り残されたもの”となった白石とジャハンシャとの対比が作品の深みを補っていますね。逆に考えれば、白石こそがこの作品の裏の主役であったのだろう。作中でわずか5日間に凝縮された物語は、ハリウッド映画ばりのダイナミックな展開にページをめくる手が止まらなかったですよ。

2015/01/04

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