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フィリップ・マーロウの教える生き方

フィリップ・マーロウの教える生き方

フィリップ・マーロウの教える生き方

作家
レイモンド・チャンドラー
村上春樹
出版社
早川書房
発売日
2018-03-20
ISBN
9784152097538
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フィリップ・マーロウの教える生き方 / 感想・レビュー

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starbro

タイトル通りにフィリップ・マーロウが人生指南をしてくれる訳ではありません(笑)村上春樹の限りなく趣味の本です。私は、村上春樹の翻訳シリーズを全作読んでいますが、忘却読者のため、ほとんど忘れています。文章、セリフの格好良さ、洒落っ気を改めて感じました。しかしハード・ボイルドに派手な女という意味があったとは・・・

2018/04/28

momogaga

村上春樹さん翻訳。フィリップ・マーロウが登場する小説の名ゼリフ集でした。印象に残るセリフがけっこう有りましたね。フィリップ・マーロウものは、これまで全て途中で投げ出しています。今年は、村上さんのお陰でリベンジ出来そうです。

2022/01/09

たいぱぱ

チャンドラーの名言・名文集。数冊しか読んでませんが、心から痺れる台詞は覚えてるもんですね。時代、文化の違いか日本人ではこのような台詞は書けないと思う。超痺れた『・・・それはくたびれた男の血液になる』は珈琲飲む度に心の中で呟いてます。『ギムレットには早すぎるね』は選外でしたが、これだけでは理解できないからかもしれません。でも『タフじゃなければ生きていけない。優しいなければ生きる資格がない』が入ってないのは解せません。個人的には村上春樹のあとがきも楽しませてもらいました。

2018/05/29

tokko

(主に)フィリップ・マーロウによる気の利いた一言集。シニカルでオリジナルなところがクール。とっさの場面でこんな一言が出ると格好いいよなぁ。でも僕が真似しようと思ったらぜんぜんダメだ。やっぱりこれはフィリップ・マーロウじゃないと言えないセリフですよね。

2018/03/30

mm

編者のマーティンは、ある時期まで村上さんの担当編集者だったらしいけど、今は辞めてる。趣味が合ったらしいけど、チャンドラーのことについては語り合っていないというのも不思議だね。マーティンが選んだ、チャンドラー作品の中の名言・描写・比喩を並べてみれば、そこに男の哲学というか、生き方のスタンスが見えてる。そのスタイルは当時よりむしろ今の時代にこそ必要なのではないかというマーティンの想いも伝わる。あとがき以降に村上さんのおまけセレクトがあって、私にはこっちに泣きそうに染みるセリフが多い。母語の違いかもしれない。

2018/11/18

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