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炎の色

炎の色

炎の色

作家
ピエール・ルメートル
Pierre Lemaitre
平岡 敦
出版社
早川書房
発売日
2018-11-20
ISBN
9784152098115
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炎の色 / 感想・レビュー

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starbro

ピエール・ルメートルは、翻訳されている全作品を読んでいる作家です。『天国でまた会おう』三部作、第二弾です。世界恐慌前後の復讐譚、面白く読みましたが、ピエール・ルメートルと言うよりも、フランス版、ジェフリー・アーチャーのようでした。何時読めるかわかりませんが、続いて三部作の最後に行きます。

2018/12/10

拓郎

ルメートルさんの天国でまた会おうの続編です。知らずに本作から読んでしまいましたが問題は無かったです。これまでの作品とは雰囲気が違って文学的な作風でどうなるかと思いましたが、後半はやっぱりルメートルさんらしいミステリの要素が前面に出ていました。まずまずおもしろかったです。一作目もまた読んでみます。

2019/03/10

ヘラジカ

いやはや金と欲望あるところには尽きせずドラマが生まれるということか。端的に言って素晴らしく面白い。癖の強い人物たちが織りなす物語は、前作を凌駕する牽引力を持っていると言っても過言にならないだろう。ただし、モチーフにしたと思われる『モンテ・クリスト伯』と比べるには、復讐の性質や釣り合いを考えると読了後も清々しいとは言い難い。そこがまた魅力的ではあるのだけれど。前作エピローグで思わせぶりだったルイーズが登場しないと思ったら、どうやら第3巻で主人公を担うようで。まだ完成していないようだが期待大である。

2018/11/24

yumiha

『天国でまた会おう』の続編。前半は、ペリクール氏の葬儀から始まるが、娘マドレーヌや孫ポールのこれからの苦難を予感…その予感に違わずに、思いつめたポールの事故⁉ブルジョワのペリクール家が、裏切りや奸計によってだんだん没落していく様は、読むのがつらい。救いは陽気な看護師ヴラディ。後半は、「私も容赦しない」と決意したマドレーヌの復讐劇。ポールの痛ましい姿を見れば、その気持ちは分かるけれど、やり過ぎちゃうん?ここで大活躍するのが前作では端役だったデュプレ。潔くプラデルから去った姿が印象的だったが、ここまでとは…。

2022/02/16

なっく

『天国でまた会おう』の続編とは知らずに読み始めたため、設定を理解するのにやや時間を要した。それでも世間知らずのマドレーヌが騙されて財産を巻き上げられたあとの復讐劇は胸のすく話だった。当時のフランスの状況とかを知っていたらもっと楽しめたかも。しかしこの主人公、根性あっていいんだけど、男にだらしない(笑)

2019/06/06

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