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オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

オリーヴ・キタリッジ、ふたたび

作家
Elizabeth Strout
エリザベス ストラウト
小川高義
出版社
早川書房
発売日
2020-12-17
ISBN
9784152099884
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オリーヴ・キタリッジ、ふたたび / 感想・レビュー

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愛玉子

オリーヴ再び。相変わらず思ったことを率直すぎるほどつけつけと言い、でも飾り気のない思いやりがあって、本当に変わっていないなぁと苦笑しながら嬉しくなる。人はある日突然老人になるのではなく、徐々に歳を重ねるのだ、という当たり前のこと。色々なものを少しずつ失い、嘆いたり苛立ったり、いまだに失敗して狼狽したり後悔することもあって、しかしゆっくりと終わりに近づいていくそのさなかにも、新しい出会いや嬉しいことが、二月の日の光のように確かに訪れてくれるのだ。どれも読み応えがあったが、「救われる」「光」がとても良かった。

2021/02/25

星落秋風五丈原

年を取ってオリーヴ・キタリッジだいぶ丸くなったな。

2021/02/22

たま

前作未読で読んでみた。メイン州の小さな町で暮らす人々を描く短編集。ささやかな―当事者にとっては重大な出来事とそこに生まれる哀歓を的確な筆さばきでスケッチしている。特に印象に残ったのは「光」(オリーヴの不作法すれすれの率直さ)と「救われる」(抱え込んだ秘密を共有出来ること)。多くの住人が年齢を重ねオリーヴも例外ではない。加齢と直面できないのがアメリカ文化の特徴(だった?)と思うが、著者はオリーヴの病いと衰えをきちんと描く。私自身の父母、義父母が辿った道を思うと、その筆致の真率さに深い敬意の念を覚えた。

2021/03/18

gen

怒りっぽくて皮肉屋、時に優しく、たまに驚くほど温かい――オリーヴ・キタリッジ。老境を迎えた彼女と、海岸沿いの町クロズビーの隣人たちの日々を綴った13篇を収録。長年連れ添った温厚なヘンリーは天国へ。息子のクリストファーとは気まずく別れた前作から、11年ぶりの続篇。オリーヴの晩年は――。で、実は……続篇に期待はしてなかった……。だって、前作で十分な完成度だったし、あのヘンリーは登場せずに……。しかし、その思いは砕かれた。前作以上の出来栄え。って言うより、わたしの感度の問題か? ……とにかく、凄い作品。傑作!⇒

2021/03/21

くさてる

夫に先立たれた元学校教師、オリーヴの生活と周辺の人々との物語を描いた連作集。アメリカ北部の沿岸地方の自然と田舎町の雰囲気のなかであたりまえの人々の葛藤や悲しみ、ちいさな喜び、老いと死、生と愛、家族と友人などの問題がさりげなく語られて、良かった。そしてそのなかでもオリーヴの人生がゆっくりと終わりに近づいていく。その展開が素晴らしかったです。

2021/02/13

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